2022/04/09 コラム

路面電車になりたかったホンダ車? カボチャの馬車をイメージしたトヨタ車!?「クルマらしくないデザイン5選」

マイナーチェンジ前の顔は確かに!



■ステルス戦闘機になりたかった!? 「トヨタ WiLL VS」



カローラ系をベースに開発されたWiLLカーの第2弾は、一転して男子向けとして開発。2001(平成13)年に発売された「VS」だ。スペシャルティクーペ、5ドアハッチバック、ステーションワゴンを融合させたようなボディは、なんとステルス戦闘機をイメージしてデザインされた。

ウエッジがバキバキに効いた低く先鋭的な姿態、鷹の目のような鋭い眼光。そのちょっと異質なたたずまいは、確かにレーダーから捕捉されないよう独特の形状に身を包んだステルス機を彷彿させた。

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演出はコックピットも抜かりない。メーターにはレーダーを思わせる赤いオプティトロン(自発光)式を採用。シフトは航空機のスロットルレバーがモチーフで、アルミダイキャスト製をおごるこだわり。まさにクルマらしくない形状で、操作性はイマイチだったように記憶するが…。

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エンジンはゼイタク。スタンダードな1ZZ-FE(136馬力)、可変バルブリフトのハイパワーな2ZZ-GE(190馬力)という2タイプの1.8Lをデビューから設定した。02年には1ZZを1.5Lの1NZ-FEに換装。2ZZには6速MTのインターネット限定車も登場した。

ドライバーWeb編集部

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