2022/04/09 コラム

路面電車になりたかったホンダ車? カボチャの馬車をイメージしたトヨタ車!?「クルマらしくないデザイン5選」

マイナーチェンジ前の顔は確かに!



■ホントは路面電車に生まれたかった!? 「ホンダ モビリオ」




2001(平成13)年12月にデビューしたホンダ初のコンパクトミニバン、モビリオ。縦横の直線と大きなウインドーが特徴的なスタイリングは、欧州の町並みに映えるスタイリッシュなユーロトラム、つまり路面電車がモチーフだった。

開発陣が目指したのは「バーチカルエモーション・デザイン」。「これまでの乗用車デザインで重視されてきた『流れ』や『勢い』といった既存の概念を用いず」(プレスインフォメーションより)、室内の広さや乗り降りのしやすさ、視界のよさといった機能をカタチにした。「新しい乗り物」としての存在感の表現に挑戦したのだ。初代フィットとメカコンポーネンツを共用し、1.5L+CVTを搭載。

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しかし、マイナーチェンジでフロントフェイスを刷新。フルモデルチェンジでは「流れ」と「勢い」を多用したフリードが後継車となった。こう書けば “鉄っちゃん路線” の成否は察しのとおり。でも、ときには奇想天外なほど独創性あふれる、生き生きとしたホンダデザインをまた見てみたい。

ドライバーWeb編集部

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