2022/04/09 コラム

路面電車になりたかったホンダ車? カボチャの馬車をイメージしたトヨタ車!?「クルマらしくないデザイン5選」

マイナーチェンジ前の顔は確かに!



■カタツムリの生まれ変わりだった!? 「日産エスカルゴ」




パイクカーといえば、日本における先駆けは日産だ。1987(昭和62)年のBe-1に始まった同社のパイクカーシリーズ。その商用車版として89年に発売されたエスカルゴは、カタツムリそのままといっていい姿で世間を驚かせた。

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ツノにある目玉は、ヘッドライトを法規ギリギリまで中央に寄せて表現。 “かんばん” の用途が考慮されたリヤのサイドパネルは、大面積でありながらドラミングの振動がうまく抑えられていた。舷窓のようなリヤサイドウインドー、手動式キャンバストップといったオプションも、商用車らしからぬアイテムだった。

ベースはパルサーバンで、1.5L+3速ATを搭載。リヤサスペンションはトーションバーを使った独立懸架で、優しい乗り心地も見た目の印象を裏切らなかった。91年まで受注販売。今の安全法規では不可能なデザインだが、このころの日産車にはホントにワクワク!ドキドキ!!したものだ。

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ドライバーWeb編集部

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