2021/12/23 ニュース

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●とある事情により左ハンドルになっている



■厚木市立病院 災害派遣医療チーム「DMAT」移動用車両(日産エクストレイル)

災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)=DMATは、大規模災害などの現場で救命活動ができる機動性をもった医療チームで、専門的な訓練を受けた医師や看護師らで構成されている。

災害拠点病院である厚木市立病院は、2013年3月に神奈川DMAT指定病院に指定され、DMATの活動をしている。最近では新型コロナウイルス感染症の関係で、県の派遣要請によって2020年2月にダイヤモンドプリンセス号の船内活動をはじめ、数多く出動しているという。

2020年度にDMAT車両の更新に際して、クラウドファンディングで資金調達を実施。機動力を重視して4輪駆動車のジャンルのなかから選考し、競争入札によって日産エクストレイルの導入が決まったという。カラーリングは厚木市内に日産テクニカルセンターがある関係で、日産自動車にデザインの依頼をしたところ、快諾。テクニカルセンターのデザイナーによる17案の提案のなかから、唯一無二のカッコいいラッピングデザインを実現。



デザインは、十字の左右に3本ある波紋が「愛、勇気、希望」を表現。それらが医療を象徴する十字を支えるというコンセプトになっている。また、白と黒になっているのは、昼夜を問わず災害現場にいち早く駆けつけるスピード感や力強さ、信頼感をイメージしたものである。ちなみに、内装は標準仕様のままで、外観のラッピングの赤い部分が反射材タイプになっている。



厚木市立病院 経営管理課の吉川仁基氏は「公道を走っていても子供に注目されたり、カッコいいということで、隊員のモチベーションももちろん上がっております。大災害はないに越したことはないのですが、準備はしっかりしておくということで隊員の士気も上がっております」と話している。

ドライバーWeb編集部

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