BLESS［ブレス］
デザインから造形、型作り、量産まで、FRPやCFRPを使ったパーツの製作を自社で一貫して行うブレス クリエイション。注目のEV用パーツをリリースした！
■軽規格内で実現した造形美片道60km程度の通勤や買い物、駅までの送迎ならこれで事足りると思わせるのが、軽規格のバッテリーEV、サクラ。最近では地方に限らず都市部でもガソリンスタンドが減っているし、内燃機関の軽自動車は燃料タンク容量が30L以下と小さく、給油のために遠くのガソリンスタンドまでクルマを走らせるのは面倒だ。
サクラなら自宅でひと晩普通充電すれば翌朝満充電になるので、近距離を「ちょい乗り」する使い方と相性がいい。さらに万一の場合は、バッテリーに蓄えた電気を自宅に供給する「走る蓄電池」としても活用できる。
しかも補助金を利用すれば内燃機の軽自動車との価格差はグッと縮まる。EVであることをアピールする先進的なスタイリングや、質感の高いインテリアの作り込み、EVならではの出足のよさや力強い走りは、クルマに一家言を持つシニア層やダウンサイザーをも納得させるはずだ。
「初めてのEV」として内燃車と2台持ちのユーザーも多いと思われるサクラ。クルマ好きならカスタマイズで個性を加えたいところだが、ホイールと足まわりだけではやはりもの足りない。純正オプションはもちろん、社外のエアロパーツも皆無……だったところに目を付けたのが、キャラバンのスーパーロング標準幅ハイルーフやNV200バネットなど「ニッチ」を狙ったラインアップで独自路線を貫くブレス クリエイションだ。
ベース車の持つ先進性や抑揚の利いたデザインを尊重しながら、ボディのマスの大きさに対してボリューム不足に感じるボトム部に存在感を与えるアイテムを設定。フロントスポイラーとサイドステップ、リアアンダースポイラーはいずれもノーマルのバンパーおよびサイドパネルに両面テープや付属のブラケットを使い「かぶせるだけ」の手軽さで、スポーティなスタイリングを演出することができる。
軽規格内に収めなければならず、幅と長さの余裕シロは少ない。制約だらけのなかでフロントスポイラーの両端を絞り込んだり、サイドステップにドアのプレスラインと重なる「折れ線」を刻んだりと、サクラの持つシンプルな造形美を生かしながら躍動感をバランスよく表現した。
国の補助金を使うと一定期間（原則4年）保有しなければならない。飽きずにサクラを乗り続けるためにも、愛着を深めるカスタムは有効だ。
●後ろ姿もスポーティ。プレスラインと重なるサイドステップのライン、縦4本のディフューザーなどこだわりのディテールが際立つ■簡単装着でこだわりのディテールに変身フロントスポイラー価格：3万9600円（未塗装）／6万1600円（塗装済み／1色／塗り分けなし）
●両サイドの細いダクトはダミーではなくアルミメッシュが付属する。純正バンパーのフォルムを崩さずにボトムをボリュームアップボンネットスポイラー価格：2万9150円（未塗装）／4万8950円（塗装済み／1色／塗り分けなし）
●軽初のプロジェクタータイプの3眼ヘッドライト、光るエンブレムが先進的なフロントフェイス。その先にあるボンネットフード端を引き締めるサイドステップ価格：5万7200円（未塗装）／8万3600円（塗装済み／1色／塗り分けなし）
●単調になりがちなサイドだが、ドアのプレスラインにならって、後端部分に刻んだ面の折り返しのラインがシャープな印象を与えるリアアンダースポイラー価格：4万4550円（未塗装）／7万2050円（塗装済み／2色塗り分けまで）
●ベルトラインを黒く塗り分け、縦4本のディフューザーがリヤビューにアクセントを与える。「かぶせ」タイプとは思えない一体感も◎ルーフディフューザー価格：3万250円（未塗装）／5万50円（塗装済み／1色／塗り分けなし）
●ノーマルのルーフスポイラーの上にかぶせるように装着するアドオンパーツ。ディフューザー形状のフィンがリヤビューを引き締めるリアウインドウデカール（白）【BLESS CREATION】価格：1万2100円
●2004年に設立されたエアロパーツブランドのブレス クリエイション。デザインとフィッティングへのこだわりがファンを魅了する
●クラシックな雰囲気のホイールはクリムソンRS（16×5.5Jインセット＋45）。RS★Rの車高調「ベスト★iC＆K」でローダウン〈文＝湯目由明 写真＝真弓悟史〉
■問い合わせ先
ブレス クリエイション
TEL：042-730-3218
https://www.bless-pt.com/ 
