2024/01/01 コラム

【コスパよすぎで新型がかすむ!?】旭川でも十分わかった…スバル フォレスターのBUY NOW度

●最北じゃなくても十分寒い! パウダースノーの旭川近郊


■これ、絶対買い得なやつ

さて、われわれがおもに試乗したのは「フォレスター KS-01」。近畿地区スバルグループ限定の特別仕様車だ。タフさを際立たせたX-BREAKをベースに、パナソニックNAVIパック4点、北米ウィルダネス仕様のアルミホイール、ヨコハマ ジオランダーA/T G015ホワイトレター、カーゴステップパネル、リヤゲートプロテクターを装備。この人気アイテムがプラス58万円(税込み)で手に入るリーズナブルな価格を実現している。


●北米専用車である「アウトバック ウィルダネス」の17インチアルミホイールを特別装備(とても似合う)。タイヤは雪上試乗会用にスタッドレス(ヨコハマ アイスガード G075)を装着

なかでも注目なのが、ウィルダネスのホイールだ。足元をこれに替えるだけで、外観全体がグッとたくましくワイルドに変貌する。試乗車はスタッドレスタイヤに履き替えていたが、ホワイトレター入りのジオランダー(これもウイルダネスと同じ)ならさらに特別感を増すこと請け合いだ。

旭川は日本海側のような大雪ではなかったが、大型車が行き交う幹線道路も雪でしっかり踏み固められている。圧雪、わだち、アイスバーン。路面状況が刻々と変化する雪道で本格SUVほど心強いものはない。


●低重心のボクサーエンジンとシンメトリカルAWD。その素性のよさを味わうのに、雪上は格好の舞台

フォレスターは最低地上高がクラストップレベルの220㎜。スバル伝統のアクティブトルクスプリットAWDは、つねに4輪で路面を踏みしめるフルタイム4WDならではの安定感に満ちている。路面状況に応じて駆動力やブレーキを最適制御するXモードで、悪路走行も鬼に金棒だ。

車両パッケージもフォレスターの大きな魅力。手ごろなミドルサイズのボディは車内が意外なほど広く、堆雪で狭くなった道路や駐車場でも十分に扱いやすい。ステアリングヒーターと4座のシートヒーターは標準装備で、後席もポッカポカ。雪に覆われた風景をウインドー越しに眺めながら、じつに快適なスノードライブを味わえるのだ。


●手元のダイヤル操作で走行シーンに応じた最適な駆動力が得られるXモード。ノーマルのほか、スノー・ダート、ディープスノー・マッドの2モードを設定。下り坂で一定の速度を維持するヒルディセントコントロールも備わる。パワートレーンは最高出力107kW(145馬力)、最大トルク188Nm(19.2㎏m)を発揮する2L DOHC直噴エンジンとモーター組み合わせたeボクサー


●高めの視点だけでなく、ドアミラー位置の工夫やピラー形状の最適化などによる優れた視界性能もフォレスターの魅力


●Xブレイクのシート表皮は、水分が浸透しにくいポリウレタン素材。表面には滑りにくさと汚れの拭き取りやすさを兼備した、ヘキサゴン柄のディンプル加工が施される。シートヒーターは後席左右にも、USB出力電源も前席/後席に2つずつ備わる


●スクエアで積載性に優れる荷室(容量はVDA法で520L)。2023年8月の一部改良では、Xブレイクとアドバンスにパワーリヤゲートを標準化し、後退時ブレーキアシストの設定を変更。障害物を検知した際の警報を早めることで安全性をより高めた

ドライバーWeb編集部

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