2022/11/14 モータースポーツ

【ラリー・ジャパン 2022】おめでとう! 勝田貴元が地元WRCで3位フィニッシュ! 今季WRC全クラスをフィンランド人ドライバーが制する【デイ4】

●豊田スタジアムでのセレモニアルフィニッシュで、地元の声援に応える勝田貴元


◆フィンランド人ドライバーが全クラス制覇

シリーズチャンピオンの行方が決まっていなかったWRC2クラスは、エミル・リンドホルムがクラス3位で無事に完走し年間王者となった。「本当に信じられない思いです。チームやサポートしてくれたみんなに感謝をしています。(直接対決のカイエタノビッチがリタイアしてからは)結果を求められないと分かってからは、リラックスして楽しめました」。とラリー後の会見でコメントしている。

WRC13
●コ・ドライバーのレータ・ハマライネン(左)と共にフィンランド人コンビがWRC2を制する

これで、今季のWRCの全クラス(WRC、WRC2、WRC3)をフィンランド人ドライバーが制したことになった。過去にもフィンランドは、ユハ・カンクネン、トミ・マキネン、マーカス・グロンホルム、アリ・バタネンなど有名なラリーチャンピオンを輩出してきた。WRCではローブとオジエのフランス人時代がここ数年続いていたが、フィンランドの黄金時代が再びやってきそうだ。

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●WRC2ドライバーズチャンピオンのエミル・リンドホルム

さまざまな問題を残しながらも、なんとか無事に閉幕した2022年のラリー・ジャパン。来年は、TGRが地元で勝利を飾るシーンをぜひ見たいところだ。これで今季のWRCは全ラリーを終え、各チームは来年1月のラリー・モンテカルロまで短い休暇期間に入る。TGRだけでなく、ヒョンデやフォードもどのように進化していくのだろう。今から楽しみだ。

<写真=高橋 学 文=青山朋弘>


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