2022/03/31 新車

【最高巡航速度300km/hオーバー!】4シリーズベースのBMWアルピナ B4グランクーペが初登場!

●グリルのカラーがBMWのマットシルバーではなく、さらにプレミアムな雰囲気のクローム仕上げになる。アルピナ伝統のフロントスポイラーは健在だ



■495馬力/730Nmの超ハイスペック!


かくして登場したB4グランクーペは、BMW4シリーズ・グランクーペをベースに、アルピナ伝統のレシピに沿った仕立てが施されている。エクステリアは専用にデザインされたフロントリップスポイラーや、オーバル形状の4本出しエグゾーストエンド、そして新デザインとなった20本スポークのアルピナ・クラシック・アルミホイールが、エレガンスとスポーティネスを演出しつつ、控えめでアンダーステイトメントなスタイルを実現。このホイールは、20インチとしては軽量な1本あたり約12kgを達成した。インテリアには、ラヴァリナ・レザーのステアリングホイールなど、高品質なレザーを多用し、アルピナらしい抑えの効いたラグジュアリーな空間に仕立てられている。

B4


搭載エンジンは、2基のモノスクロールターボチャージャーを備えた3L直6ツインターボのS58型で、B3と基本的に共通だが、そのスペックは最高出力が495馬力/5000〜7000rpm、最大トルクは730Nm/2500〜4500rpmと、B3から33馬力と30Nmの向上を果たしている。トランスミッションはZF製8速スポーツATで、駆動方式はBMW xDriveをベースとした電子制御4WDだ。結果、0→100km/h加速は3.7秒、巡航最高速度は301km/hというハイパフォーマンスを手に入れている。


B4

シャシー面では、車体剛性を高めるために特殊なドームバルクヘッド・ストラットを採用。またフロントのキャンバーを1.25度ネガティブに設定し、俊敏なハンドリングを実現。バリアブル・ダンパー・コントロールはアルピナが独自にチューニングを施し、フロントのスタビライザーも専用開発のものを採用した。


B4
B4グランクーペは、パワフルでスポーティな走りと、高性能モデルでは他に類を見ない優れた快適性、そしてどこまでも滑らかで軽やかなドライビングフィールを兼ね備えたモデルを生み出し続けてきたアルピナの最新作であるだけに、その走りには大いに期待してしまう。


B4

なお価格は、左ハンドル仕様が1375万円、右ハンドル仕様は1416万円(ともに10%の消費税込み)で、すでに予約注文を受け付けている。デリバリーは2022年後半に開始予定だ。


<文=竹花寿実 写真=竹花寿実/編集部>


















ドライバーWeb編集部・青山

RELATED

RANKING