2021/04/09 カー用品

オールシーズンタイヤで豪雪アタック!北欧ノキアンタイヤの最新モデル「シーズンプルーフ」極限テスト


どんな人にオススメなのか?



もちろんあくまでもオールシーズンタイヤなので、非降雪地域に住んでいる人向けのタイヤ。雪道を積極的に走るべきタイヤではない。ツルツルに磨かれた圧雪路や凍結路になるとスタッドレスタイヤとの差が出てくる。

降雪地域からの帰路はほぼドライの高速道路走行。たんたんと走らせていると、さきほどまで雪上であんなに走れてしまったのが信じられないほど普通のサマータイヤ感覚。静粛性も良好だった。サマーのベーシックタイヤくらいの感覚である。


●装着タイヤは225/45R17 94W XL。速度レンジはWだから、270km/hまで対応


●ブロックの間に設けられた段差がタイヤの剛性を確保。ブロックのよれを抑制する

北欧で作られたオールシーズンタイヤらしく、やや雪上・氷盤路寄りの味付け。雪が降っても安心なオールシーズンタイヤという印象だ。非降雪地域に済んでいるけれど、冬季に雪に触れる機会の多い人は一考の価値ありのタイヤである。


●トレッド面には「雪468」のマークが。新品時は約8mmの溝があり、摩耗すると数字が消えていく。「雪」マークが消えたら冬タイヤとしての性能は限界。履きっぱなしのオールシーズンタイヤだから、溝の状態を確認するのに重宝する


●タイヤサイド部には、空気圧をメモしておける部分もある


SUV向けは「アラミドサイドウォール」を採用

SUV向けのシーズンプルーフは、サイドウォールの耐ピンチカット&耐引き裂き性能を向上。縁石やキャッツアイにヒットさせてしまってもパンクしにくくするため、飛行機の機体や防弾チョッキに使用される軽量かつ硬度の高い「アラミド繊維」を配合。ラフロードに足を踏み入れることの多いSUVの使われ方に配慮しているわけだ。



【アラミドサイドウォールの性能を動画で確認する】

〈文=齋藤 聡 写真=山内潤也〉

ドライバーWeb編集部

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