2021/04/09 カー用品

オールシーズンタイヤで豪雪アタック!北欧ノキアンタイヤの最新モデル「シーズンプルーフ」極限テスト


想定外の積雪…驚くほどよく走る!



さて、そんな北欧生まれの新作オールシーズンタイヤを降雪地域に持ち込んだらどのくらい走るのか、チェックしてみる…予定だったのだが、取材当日は予想以上の降雪。かつ冷え込み、凍結した路面の上に圧雪が乗っているという、オールシーズンタイヤにとっては、ほぼ極限テストとなってしまった。


●圧雪、そしてシャーベットと刻々と路面状況が変化。それでもグリップが破綻することはなかった

ところがこれがびっくりするくらいスイスイ走れてしまったのだ。むしろ運転する側が、こんな条件で走れるわけがないと不安を覚えるほどに。感覚的にはスノータイヤに近いのだ。

感心するのは、トラクション性能だけでなく横方向のグリップが想像以上に出ていること。縦溝のエッジ成分が効果を発揮しているのはもちろんだが、ゴムコンパウンド自体も雪を確実に捉えている感触がある。

そういえば、ドライの高速道路を走っているとき、わずかにトレッドゴムのソフトさが感じられた。弾力(弾性)の強いスポーティなサマータイヤと比べると、というレベルで操縦安定性を損なうほどではないが、しんなりしっとりした感覚があった。

それにしても、びっくりするくらい雪道をよく走る。平たん路だけでなく坂道からの発進も楽にこなせたし、不得意といわれるバックの登坂性能もほぼ同等といえるものだった。


●縦方向だけでなく、横方向のグリップも良好。コンパウンドに加えて、縦溝がかなり効いている印象

ドライバーWeb編集部

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