2023/10/21 ニュース

運転中「あれは何?」の指差しで情報ゲット!? 人と社会を繋ぐトヨタの革新的ドライブ体験とは

日常も「あれは何?」と指差ししている人も多いハズ

トヨタは10月21日、ジャパンモビリティショー2023出展物のひとつである「インタラクティブ リアリティ イン モーション」を発表した。

これは、クルマは移動手段の道具としてだけでなく、人と社会を繋ぐ革新的ドライブ体験をもたらす仕組み。クルマが移動するセンサーになることで、移動しながら周囲の街や店、人などとインタラクションできるようになるというのだ。

具体的に何ができるか。例えば運転中、自分が知らないレストランに「あれは何?」と指を指す。すると、地図上にあるデータをクルマ側がキャッチし、ドライバーに伝える。その後、「営業時間は?」などとやり取りを進めたのち、「予約して」まで完了できるのだ。

これもサードパーティとの連携・参加により、無限の体験アプリケーションへと成長する可能性を秘めている。レストランなどの予約のほか指差しひとつでできることは、例えば下記のような使用シーン。

1.自動駐車の位置を指示する

2.写真撮影(カメラと連携する)

3.街の中のアイテムやファッションを検索

4.自然のなかの動物や植物の検索

5.路面店やレストランの詳細検索・予約・ショッピング注文

6.周囲のクルマや人へのメッセージやデータ送信

7.位置情報と連動したバーチャルアイテム集めなど(ポケモンのような?)

ジェスチャーに「指差し」を選んだ理由は、運転中でも「なんとなくあそこ」と位置をクルマに伝えやすいから。また、指差しの仕方にも個性があるが、使う前にキャリブレーションを行ってその人の指差し方法をクルマ側が認識するようになっている。

今回、筆者も実際にこのシステムを体験(今回は日本語ではなく英語だった)。レスポンスもよく、知りたい情報をゲットできそうだった。

その知りたい情報は、地図に埋め込まれたものに加えてネット上から生成AIが拾って・整えて乗員に知らせてくれる。すでに米国ではリアルワールドでの走行テストも行っているという。

やれることはたくさんありそう。いろいろと妄想が膨らむ!



〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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