2023/10/21 ニュース

トヨタは次世代バッテリーEVと新OS「Arene(アリーン)」で「走る・曲がる・止まる」を自由自在に可変

クルマ好きもワクワクさせるバッテリーEV

トヨタは10月21日、ジャパンモビリティショー2023出展物のひとつである、無限に広がるドライビング体験プラットフォーム「パーソナライゼーション オブ モーション」を発表した。

ポイントは、トヨタの新OS「Arene(アリーン)」。それを搭載した次世代バッテリーEVは、4輪を独立して統合制御できるという。以下4つが提供価値だ。

1.クルマ屋として基本となる、「走る」、「曲がる」、「止まる」の基本性能が磨かれる
→4輪独立した統合制御により、走行性能が一層高まる

2.道路やドライバーのニーズに応じて、クルマの特性をアジャストさせる
→同じクルマであっても、峠道をコンパクトなスポーツカーのように走り抜けたり、またはダートをラリーカーのように駆け抜けたり、さらに街なかを快適なロングホイールベースのショーファーカーのように走れたり…クルマが可変するイメージ

3.過去の名車や、未来のクルマ、さらに架空のクルマなどに実際に乗って運転できるエンターテイメント体験。音や画面内のデザインを変えることで、感性にも訴えかける

4.乗れば乗るほど進化する性能や乗り味、デザイン、ゲーム性など。サードパーティが参加して、独自のコンテンツを提供できる可能性のあるプラットフォームを提供

例えばバッテリーEVでありながらトヨタ2000GTの乗り味を再現したり…。もちろん、トヨタのクルマだけでなく、サードパーティを巻き込めば世界中のメーカーのクルマに乗れるようになるかも?とのことだ。

トヨタは、すでにMTとATを行き来できるバッテリーEVのコンセプトまで開発している。実際に乗ってみるとエンストまで再現するなど、そのシフトフィールはホンモノに近い。自分のバッテリーEVだけで、さまざまなクルマを味わえるとしたら…。

絵に描いた餅ではなさそうだからスゴイ。


●MTで走らせたいなら、シフトノブも取り付け可能。好みのデザインのノブに付け替えられるようになるかも

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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