2023/06/29 コラム

新型フェアレディZ NISMO、まさかの一見さんお断り!?「納車待ちの人に限定で案内するそうです」

北米で公開された新型「Z NISMO」

■納車待ちの人だけ!?

日産が6月22日(現地時間)に北米公式サイトで登場を予告した新型「Z NISMO」。北米では今夏後半に詳細を発表すると知り、日本での「フェアレディZ NISMO」はいつ発表するんだろうか…とワクワクした気持ちで公式映像を見ていた。



すると、とある人から電話が。いつも話を聞いている日産ディーラーの販売員さんだ。

「(フェアレディZ NISMOの)日本での販売は、現在基準車の納車を待っているお客さんにまず声をかけることになりそうです」

自分がオーダーしたZにするか、Z NISMOにするか選択できます、ということである。

「なぜそうしたのかは分からないのですが…それよりも、Zは本当に生産が遅くて、つまり造りにくいクルマらしいので、日本向けの生産はかなり限定的。年間だと100とか200台程度と聞いてます」

現在、日産は5000台にものぼるバックオーダーを抱えていると言われるが、そのクルマの納車を待つ全員に「NISMOにしますか」と声をかけられるわけではない。年間200台の生産だとして、5000人すべてのお客さんが「NISMOにする」といったら納車は単純計算で25年かかる。

「なので、販売店ごとに枠が決められて、それ以上は販売できないんです。Z NISMOの価格はもちろん高くなるはずで、こちらから声をかけたからといってお客さん全員が手を挙げるわけじゃないとは思いますが…でもさすがに年間100とか200台の生産台数ってどういうことなのかと」

この生産の遅さに関しては、別記事で報じている。簡単にいえば塗装工程に問題があり、生産が遅れているというのだ。Z NISMOの場合は専用工程が入るため、より造りにくいのだろう。

ドライバーWeb編集部

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