デリカD:5の足元に。WORKの新作CRAG T-GRABICⅢは世界的なオフロードレースで鍛えた性能に機能美をプラス

さらに進化した本格派

実力派のデリカD:5に履かせるアルミホイールだから、相応のブランドヒストリーが欲しいもの。

クロスカントリーレーシングギアの頭文字を取ったワークのCRAG（クラッグ）はパジェロやハイラックスサーフ、テラノなど4WD車を対象に1990年代半ばに立ち上げられた歴史あるブランド。RVからSUVへと呼称が変わっても、オフロード系ホイールの代名詞として君臨する。

数あるSUVホイールのなかでも機能に裏打ちされたデザインで一線を画すのが、T-GRABIC（ティーグラビック）。メキシコのオフロードレース、BAJA1000を戦う塙郁夫選手のリクエストが随所に盛り込まれた本格派の最新作が、シリーズ三作目のT-GRABICⅢ。

フェイスデザインはこれまでとはイメージを一新し、6本のツインスポークの間に特徴的なトラスフレームを設けてスポーク間の剛性を高め、ホイール全体の強度アップにも貢献。スポークとリムの間はあえて一体とせず、独立させたデザインにすることでスッキリとした足長感をコンケイブ（逆反り）形状で表現している。

スポーク部をリムから独立させたことで可能になったのが、ブラッククリアグレーに施される天面のポリッシュ処理。特徴的なスポークのディテールが眩い光沢を放って際立つ。

T-GRABICの象徴だったビードロックリングテイストから一変。アウターリムフランジをシンプルにする代わりに、リムフランジ内側にピアスボルトホールに見立てたディンプル（くぼみ）を設けて、よりデザイン性の強いホイールに仕上げた。

WORK
CRAG T-GRABICⅢ
ワーク　クラッグティーグラビックスリー
価格：4万4000円（16×7.0J、マットブラック）／5万600円（16×7.0J、ブラッククリアグレー）

ブラッククリアグレー

CRAG T-GRABICⅢ

マットブラック

●天面のポリッシュが輝くブラッククリアグレーに対し、マットブラックは造形美で魅せる。リムに差しかかる直前で一段落ち込むツインスポーク。スポークの間に組み込まれたトラスフレームは見た目の力強さと剛性アップに寄与

〈文＝湯目由明〉

■問い合わせ先
ワーク
https://www.work-wheels.co.jp
TEL：
048-688-7555（東日本コールセンター）
06-6746-2859（西日本コールセンター）
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CRAG T-GRABICⅢ

■撮影協力
ロードハウス
TEL：048-963-7600
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ドライバーWeb編集部

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