2023/06/12 カー用品

BBS×FAIRLADY Z 研ぎ澄まされたカスタマイズ|BBS RI-D|

レジェンドドライバー、柳田春人氏が代表を務めるセントラル20のフェアレディZ。さまざまなカスタマイズが施されるなか、足元を飾るのはやはりBBSだった。


Zとともに歩んだレジェンド
 
オープンスポーツのダットサン・フェアレディから、アメリカを主戦場にするために安全性の高いクローズドボディに改めて1969(昭和44)年にデビューした、初代S30フェアレディZ。以降、S130、Z31、Z32と代を重ねるごとに日本を代表するスポーツカーブランドに成長し、Z32の生産終了後、2年の空白を経て不死鳥のごとくZ33が復活。
 
前後オーバーハングを切り詰めた「ニンブルフォルム」や、前後重量配分、空力特性を追求したFM(フロントミッドシップ)パッケージなど、21世紀のスポーツカーの理想像を体現したZ33の流れをくむZ34、そしてZ34のプラットフォームを流用しながらもスタイリングとメカニズムの両面で大幅にリファインされたのが、“最新のZ”ことRZ34だ。
 
そんな半世紀以上の歴史を持つフェアレディZとともに歩んできたのが、レジェンドドライバーの柳田春人氏。レースデビューは69年5月の「富士ロードレースミーティング」で、フェアレディSRを駆りデビューウイン。71年からレーシング仕様の240ZGをドライブし、富士GC(グランドチャンピオン)シリーズなどで活躍。72年のGC第2戦では豪雨のレースを制して総合優勝を飾ったことから、「雨の柳田」、「Z遣いの名手」の異名を取り、フェアレディZで数々の戦歴・伝説を残した。
 
超超ジュラルミン製を足元に
 
柳田氏が代表を務めるフェアレディZの聖地が、東京都調布市の国道20号沿いにあるセントラル20。モータースポーツのノウハウを生かし、Z32からRZ34まで歴代Zのチューニングとカスタマイズを手がけるプロショップだ。そのオリジナルパーツブランドが「Z-SPORT」。
 
RZ34のデモカーは、名機S20型エンジンを搭載するZ432のリヤビューを飾った、縦2連出しマフラーを彷彿とさせる特徴的なテールエンドのエキゾーストシステムを筆頭に、ボディのよじれを抑えるサブフレームリジッドカラー、快適性と運動性能を両立するサスペンションキット、ブリッドのエディルブ054VをベースにZ-SPORTの刺繍をあしらったリクライニングシート、カーボン内装でコーディネート。
 
そして、S30をオマージュしたRZ34のロングノーズ・ショートデッキを足元で引き立てるのが、BBS最軽量の超超ジュラルミン鍛造ホイールRI-D。切れ味鋭い刀の質感を再現したルーフフィニッシャーの流れをくむように、RI-Dは日本刀と同じ鍛造製法ならではの軽さと繊細さ、靭性(粘り強さ)を備える。
 
強度に優れたアルミニウム合金素材のジュラルミンのなかで最高の強度と耐性を誇り、航空機用金属としても知られる超超ジュラルミンの特性を生かしたハイエンドホイールを履くセントラル20のRZ34。本物を知る柳田氏らしい「賢者の選択」だ。
 

BBS
超超ジュラルミン鍛造ホイール
RI-D
 
BBS_RI-D
●装着モデルは超超ジュラルミン採用のBBS RI-D(20インチ) 

BBS_RI-D
●ブレーキはエンドレス製のZ-SPORTオリジナル。モノブロックの6ポットキャリパーで、ローターベルハウジングはタフラムコート(サーキット走行でローターが高温になっても色落ちを低減)仕上げだ
 

キラリ光る本物感
BBS_RI-D
●セントラル20が手がけるカスタマイズは本物感にあふれている。縦2連マフラーは往年のZ432を彷彿させるデザイン

BBS_RI-D
●シートもブリッドとのコラボで、セントラル20のブランド「Z-SPORT」の刺繍入り。高いサポート性とカッコよさを両立している
 
BBS_RI-D
〈文=湯目由明 写真=岡 拓〉

■問い合わせ先
BBSジャパン
TEL:03-6402-4090
https://bbs-japan.co.jp

ドライバーWeb編集部

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