2023/02/07 オーナーズボイス

リトラのカローラⅡに憧れて…NAロードスターに乗る25歳のうれしい悲鳴

リトラクタブルヘッドライトを採用するNAロードスター

1台のクルマに長く乗り続ける人もいれば、自身が理想とするクルマを求めていろいろな車種を所有する人もいます。今回取材したアスカさんはどちらかと言えば後者。さまざまなクルマを所有し、ユーノス ロードスター(NA)にたどり着いたとのこと。これまでの車歴の中では最も気に入っているそうですが、その理由はどこにあるのでしょうか?

オーナー:アスカさん(25歳)
車両:ユーノス ロードスター
グレード:B2リミテッド
年式:1997年式
在住:群馬県
走行距離:13万3000㎞(取材時)

〇:リトラで運転が楽しい!
×:ボディ劣化の心配と限定色は色が合わないこと

■ライトウエイトスポーツに憧れて



これまでアスカさんはスバルBRZや直前にはフォルクスワーゲンup! GTIなどを所有してきたそうです。アスカさんがクルマに求めることは、街乗りの低速域で運転していて楽しいこと。up! GTIはその点に関しては満足していたそうですが、故障が多い点に悩んでいました。「自身は場所などの都合上1台しか所有できないので、もう1台増やそうともいかず……乗り替えを考えたんです。もともとロータス エランが好きなのですが、さすがにいろいろと買えるクルマではないので、そこからFRスポーツに憧れて、一番の最適解は何だろうと考えた時にロードスターという答えが出てきたんです」



ロードスターは現行型を含めると4世代のモデルが存在するが、そのなかでも初代のNA型を選んだ理由はリトラクタブルヘッドライトに憧れたからなんだとか。

「我が家では毎年大晦日は家族で映画『私をスキーに連れてって』を見るのがルーティンなんです。劇中であった、スキーに行く準備をして、カローラⅡに乗り込んで、リトラを上げた瞬間にユーミンの曲が流れる……あのシーンに昔から憧れていたんです。リトラを選んだ原体験はここにありますね。今年の実家への帰省では、スキー用品こそ積みませんでしたが、曲を再生した瞬間にリトラを上げる再現をしました!」

■リフレッシュを中心にスタート



こうしてNAロードスターを選んだアスカさん。手元に来たのが2022年7月と、まだ所有して半年程度であるため、今はカスタマイズよりもリフレッシュに努めているそうです。「へたっていたサスペンションを車高調に交換すると同時に、ブッシュの交換もしました。これで実感できるほど乗り心地が改善しましたね。また、劣化が目立っていたラジエーターも交換しました」



そしてリフレッシュをしつつも、徐々にカスタマイズも楽しんでいるそうで、随所にこだわりのパーツチョイスが施されています。「レトロなカフェレーサーの雰囲気を意識して、ロードスター専門ショップのカーメイクコーンズのCMC03というホイールを選びました。また、室内は落ち着いた雰囲気にしたかったので、できるだけブラック基調のステアリングにしたくて、GReddyのスポーツステアリングにしましたね。これに合わせて次はフルバケットシートをブラックのものを入れます」

■今は方向性に悩み中



これまでいくつかのクルマに乗り換えてきたアスカさんですが、ロードスターは気に入っていて、まだまだ乗っていきます!と胸を張って語っていた。何より、新品部品が頼んだ翌日に届くのもうれしいポイントなんだとか。そんなロードスターとの今後は方向性を悩んでいるとのこと。「当初はカフェレーサーな方向性でカスタマイズをしていこうかと考えていたのですが、車高を落とすと今どきのサーキット走行を楽しむような雰囲気もアリな気がしてきてしまって…方向性を決めかねている感じですね。どっちも似合ってしまうところがNAロードスターな罪な部分です」

そんなうれしい悲鳴を語っていたアスカさん。今後どの方向性に舵を切るか気になる1台と言える。

〈文と写真=西川昇吾〉

ドライバーWeb編集部

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