2023/01/28 ニュース

【SPECIALIZED × Jeep】軽量e-MTBを荷台に載せて週末はお気に入りのMTBパークへ

最強のオフロード性能を持つピックアップトラック、グラディエーターと野山を駆け巡るMTBの親和性。悪いはずはないじゃない? 最新の軽量e-MTBを荷台に積んで週末のライドへ。


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ピックアップで遊ぶ

ここ数年、にわかにブームになっているのがピックアップトラックというカテゴリー。SUVやクロカンは巷にあふれているし、目先の変わったクルマを求める好奇心旺盛なユーザーに響くのだろう。

北米や東南アジアはピックアップ大国だが日本では少数派。正規ディーラーで買えるモデルは日系メーカーだとトヨタのハイラックス一択で、タイから輸入している。

輸入車は「海外にはあるけれどどうしても欲しければ並行輸入でどうぞ」という状況で選択肢がまったくない。そんな渇望状況のなか日本に導入されたのが、Jeepのピックアップトラック「グラディエーター ルビコン」だ。

乗車定員5人・4ドアのダブルキャブに広大なベッド(荷台)を備え、Jeep最強のオフロード性能を誇るルビコン仕様だから、路面の悪いキャンプ場やフィールドへも臆せずに乗り入れられる。

親和性の高いギアとは

全長5.6mの長大ボディは目を引く存在で、何も載せなくても絵になるけれど、荷台にギアを載せると趣味がモロバレするのがピックアップトラックの難しいところ。

使い手のセンスが問われるグラディエーターの荷台に載せるべきものとは? テールゲートを開けた状態で長さが206cm、幅110~140cm、高さ45cm(実測値)の荷台に収まり、悪路走破性に長けたグラディエーターと親和性の高いギアが、Jeepと同じアメリカンブランドで、1974年にカリフォルニアで創業した総合自転車ブランドのスペシャライズド。

ロード、マウンテン、クロスなど多彩なラインアップからピックアップしたのが、シームレスなアシストを実現する高性能モーターと、クラス最高の航続可能距離を発揮するバッテリーを組み合わせたTurboシリーズだ。

上りが楽なe-MTB

スペシャライズド・ジャパンの板垣 響さんが茨城県かすみがうら市の「かすみがうら ドッグ&MTBパーク」に持ち込んだのは、軽量高強度のフルカーボンフレームに、専用チューンのFOX前後サスペンション、SRAM Eagle NXコンポーネントを搭載したe-MTB「Levo SL Comp Carbon」。

ペダル踏力をモーターでアシストし、体力を温存したまま上りのコースも楽にクリアできるe-MTBは老若男女を問わず人気だが、Levo SLはバッテリーをダウンチューブに内蔵することで、機能美が際立つスタイリッシュなフォルムと軽量化を両立した。

「他社製品のe-MTBに比べて圧倒的に軽いのが特徴です。モーターアシストのe-MTBは上りが楽なのですが、バッテリーやモーターの分だけ重量がかさんでしまい、元来楽しめるはずの下りのライドフィールがスポイルされます。Levo SLは軽さを重視したモデルで、通常のMTBのような軽快な走りを実現しているのでマウンテンバイカーから高い支持を得ています」と、Levo SLの魅力について語る板垣さん。

軽さは荷台にMTBを積み降ろす際にも武器になる。グラディエーターの地面からテールゲートまでの高さは80cmだが、フルカーボンフレームのComp Carbonを軽々と持ち上げた板垣さんは、テールゲートに装着したヤキマの「ゲートキーパー」にダウンチューブを固定し、セットが完了。

追従クルコンで疲労軽減

じつは2022年10月1~2日まで長野県の野沢温泉スキー場で開催されていた「野沢温泉自転車祭2022」に参加するために、グラディエーターをロングドライブした板垣さん。

「ふだん運転する1ボックス車よりもホイールベースが長く、とても安定感がありました。パッと見は『デカいなぁ』と躊躇しましたが、乗り出したら見切りもよく、想像以上に運転しやすい。帰りに断続渋滞にハマりましたが、追従クルーズコントロールのおかげでドライブ疲れも少ない。競技では体力を消耗するので助かります」。

雨で滑りやすくなったコースを、フォームを崩さず駆け下る板垣さん。「タイヤが滑ったらブレーキを緩めるとか、態勢を立て直すとか、地面とタイヤの状態をつねに気にしながら乗っています」。

グラディエーターとスペシャライズドのe-MTB。ともに険しいコースを攻略するためのモビリティであり、重なる部分は多い。


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スペシャライズド・ジャパン
SNS/コミュニティーマネージャー MTBカテゴリー リーダー 
板垣 響さん
 
●土砂降りのなか、滑りやすいコースで見事なライディングを披露した板垣さん。e-MTBを使ったツアーのプランナーも務める


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●グラディエーターのハンドルを握る板垣さん。「ロングボディのわりに小回りが利くので、野沢温泉の狭い道でも楽に取りまわせました」

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●軽量・高強度のカーボンフレームとFOXのサスが路面に追従。日本仕様のグラディエーター ルビコンもFOXショックが備わる


ワクワクする気持ちを抑えて
愛車を降ろしコースにGO!

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●テールゲートにヤキマのゲートキーパーを装着してe-MTBを積載。Mサイズが適合

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●軽量なフルカーボンフレームのおかげで、荷台への積み降ろし作業も楽にこなせる

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●フロントフォークとダウンチューブの隙間にテールゲートの縁を引っ掛けて積載する

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●ダウンチューブにベルトを通して固定する。テールゲートとバイク、双方の傷付きを防ぐ


今回使用した自転車
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Levo SL Comp Carbon
価格:89万9800円
https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g96821-5302/
●「eバイクは重い」という常識を覆す軽さを実現したe-MTB。フルカーボンの軽量フレームはトレイルはもちろん、ロングライドでも高いパフォーマンスを発揮する
 

走りはもちろん、荷台に積み降ろすときにも
このバイクの軽さは武器になる!
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●本物のライドクオリティとコントロール性を発揮するフルカーボンフレーム。上りも下りも流れるように走れるバイクを目指した


このバイクにも注目!
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SPECIALIZED
Levo SL Comp
価格:69万8500円
https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g96820-5001/
●軽さを重視したe-MTB、SL Compのアルミフレームモデル。カーボンモデル譲りの高い走破性と優れたライドパフォーマンスを持ちながら、買い求めやすい価格を実現


東京からのアクセスも良好!
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かすみがうら ドッグ&MTBパーク

茨城県かすみがうら市中佐谷飯塚1138
TEL:0299-57-3310
https://kdmpark.jp/

●バーム(バンクの付いたコーナー)や森林を駆け抜ける1周2.5kmのコースなど、自然の地形を生かしたコースでMTBを楽しめる

〈文=湯目由明 写真=長谷川拓司〉 

■撮影協力
かすみがうら ドッグ&MTBパーク

■問い合わせ先
スペシャライズド・ジャパン
https://www.specialized.com/jp/ja

ドライバーWeb編集部

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