2021/12/10 新車

大変貌!! 新型アルト(9代目)詳細解説…アルトワークスは、MTは!?

●インテリアはオシャレな雰囲気に


燃費は軽自動車トップの27.7㎞/L


メカニズムでは、マイルドハイブリッド車を設定した点がニュース。低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジンと、ISG(モーター機能付き発電機)、専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムで、ハスラーやワゴンRスマイルに続く採用である。WLTCモード燃費は軽自動車トップの27.7㎞/Lをマークしており、ミラ イースの25.0㎞/Lに差をつけている。


●マイルドハイブリッドのイメージ図

一方で、価格訴求のL、Aグレードには従来のR06A型エンジンとエネチャージを組み合わせた。減速時のエネルギーで発電・充電し、電装品に利用する。


●Aグレード

プラットフォームは先代アルトから採用した軽量・高剛性タイプの「ハーテクト(当時はまだ名前がなかった)」を最適化。剛性や衝突性能、走行性能などに優れ、軽量化にも貢献している。

ボディ構造では、バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ環状構造を形成する「環状骨格構造」を採用して剛性を向上。ルーフパネルとルーフメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用するなど、こもり音や雨音対策を実施。静粛性にも配慮している。

なお、全高アップは前面投影面積の増大は燃費の悪化要因ともなるが、空気をスムーズに流すために形状をミリ単位で調整。エクステリアと車体部品の無駄のない造り込みによって高い空力性能を確保したという。

夜間の歩行者も検知する先進安全装備


先進安全装備では、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を採用。先代のデュアルセンサーブレーキサポートから最新のスズキ車が使用する仕組みに置き換えられた。ミラ イースも同様のステレオカメラ方式だが、夜間の歩行者検知はなく、低価格グレードには未設定となっている。

なお、新型アルト、ミラ イースともにクルーズコントロールの設定はない。

ドライバーWeb編集部

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