自動車メーカーのOEMを手がけるなど、幅広い商品を展開している四駆カスタムの雄、JAOS。デリカD:5のニューアイテムも続々開発中だ。
新規のユーザーも魅了クロカンやSUVパーツを企画・開発・製造するブランドとして広く認知され、サードパーティの枠にとどまらず自動車メーカーや正規ディーラーのOEMも手がけるJAOS。業界のフロントランナーとして1985（昭和60）年の創業以来、日本の四駆カスタムをけん引してきた。
軽のSUVからラダーフレームの本格クロカン用まで幅広いラインアップを誇るJAOSのなかでも、三菱車は特別な存在であり続ける。パジェロで築いた「RVの三菱」のイメージを受け継ぎ、守り続けるのがデリカD:5。デリカスターワゴンの時代からオフロードテイストに満ちた「JAOSスタイル」を提案し、3代目スペースギアではRVブームと重なってJAOS＝デリカのイメージを確立。5代目のデリカD:5のデビューは2007年だが、19年のビッグマイナーチェンジなど、基準車のアップデートと歩調を合わせてJAOSのパーツも進化してきた。
「ランクル／プラド、ジムニーと並ぶ三本柱がデリカD:5です」とは、JAOSの内田悦哉さん。商品のプロモーションを行うデモカーを所有し続けているのはその証しで、基準車の意匠や仕様が変わるたびに適合するパーツをカタチにし、デリカD:5に乗り続けるベテランだけでなく新規ユーザーも取り込んできた。
クロカン顔負けの悪路走破性を誇りながら、3列シートの両側スライドドアでファミリーカーとしても使える唯一無二のロングセラーモデル、デリカD:5。JAOSには積載性を高めるルーフラック、ラックにアクセスしやすくなるリヤラダーⅡ、乗降をアシストするサイドステップ、程よい車高アップと操縦安定性、乗り心地を両立させたリフトアップセットなど、デザインと実用性を兼ね備えたパーツがそろう。
歴代デリカが磨き続けてきた四駆性能がもたらす価値は、普通のミニバンがたどり着けない場所に分け入るための走破性と、日常の一歩先へ安心して冒険できる安全性。JAOSが掲げるスローガンである「新たな冒険の体験」は、まさに前述したデリカD:5の価値をより高めるものだ。オフロードへの憧れや誘いをスマートに表現したJAOSのパーツを添えることで、ふだん使いのなかで刺激的な冒険心を表現でき、デリカD:5とのカーライフを彩り豊かにする。
●パーツが主張し過ぎず基準車と調和したフォルムがJAOSスタイルの真骨頂。上の写真のような「パーツ全部付け」はもちろん、プロテクターひとつ添えるだけでも個性を引き出せる。
●実用性とデザインを兼備したJAOSらしい製品がリヤラダーⅡ。乗降時に便利なハンドレール付きで、上端のアール処理やJAOSの切り文字プレートなど、細部の意匠にこだわった
●ロアグリルまでスマートにカバーし、アメリカンSUV風の3連LEDランプを内蔵した一体構造のフロントグリルを筆頭に、カーボン調デザインのボンネットプロテクター（発売予定）で引き締まったフロントフェイスを演出
●幅は1250mm、長さは1920mmを設定したフラットラック（写真は今夏リリース予定の低床タイプ）。走行中の風切り音を低減するウィンドディフレクターや、ウォールバー、ストレージマウントなどのオプションを活用して機能を拡張できる
●専用オリジナルガード付きLEDランプをインストールし、フロントフェイスにさり気ないアクセントを添えながら、純正フロントバンパーと一体化したデザインで魅せるフロントバンパーガード
●周波数感応式バルブ「ハーモフレックス」を搭載するダンパーと、チタン配合材を使用したヘタリ保証付きのコイルスプリングを組み合わせたBATTLEZリフトアップセット VFCA。本品を含めて純正部品のサプライヤーと共同開発した、高品質で高性能のアイテムが充実する〈文＝湯目由明 写真＝佐藤正巳〉
■問い合わせ先
ジャオス
TEL：0279-20-5511
https://www.jaos.co.jp 
