2024/03/27 カー用品 PR

プローバ流レヴォーグカスタムで増幅される操る喜び|PROVA|

ボディ剛性をしなやかに高める補剛ダンパー「モーションコントロールビーム」はフロント用(5万3900円)、リヤ用(4万9500円)設定。高い剛性はもちろん、耐久性も自慢

レースシーンで活躍する老舗チューナーのプローバ。パーツのポン付けではなく、さまざまなサードパーティとタッグを組みながらトータルチューンを提案している。このデモカーの走り……驚きの完成度だった!


見た目は穏やか、でも

創設は、主力車種がまだレオーネだった1980年。以後、レースの第一線で得た知見を基に技術を磨き、今日に至るスバル車にも深く関わってきたのが老舗チューナーのプローバだ。彼らがレヴォーグというスポーツワゴンをどう仕立てるのか?

そのデモカーのエクステリアは、意外にもおとなしめ。エアロパーツ類はスバル純正用品だ。ただ、面発光タイプのLEDテールランプは施錠/解錠と連動して光の動きを演出するプローバのオリジナル。これだけでもノーマルのレヴォーグにはない先進感を漂わせる。

ベース車両は2.4Lのレヴォーグ STIスポーツRだ。マフラーには、2.4L用にフジツボが製作した試作品をチョイス。低中速のトルクやレスポンスにこだわって開発されたものだという。BBS製ホイールには245/40ZR19サイズのミシュラン パイロットスポーツ5を装着。ブレーキシステムはプローバ製の4ポット・モノブロックキャリパーだ。

さらに、乗り味を決定づけるサスペンションには、オーリンズDFVをベースにプローバがリセッティングを施した減衰力20段階調整機構付きの専用スポーツサスペンションキットを採用。スプリングはハイパコ製のスプリングで、ダンパーは高速作動域までよどみない減衰力特性を発揮。日常域からスポーツ走行まで対応する懐の深さが自慢だ。

まるでコンプリートカー

「どれだけレーシーなんだろう」と思って走り出すと、確かにその操舵フィールにはしっかりとした手応えを感じる。低回転域での排気音は「心地いいビート感」程度だったが、ひとたびアクセルペダルを踏み込むとグッと力がみなぎり、4000回転を超えた辺りから高めの音色を奏ではじめて胸を高鳴らせる。音色の切り替わり、いわば二面性はスポーツモデルとファミリーカーを両立するレヴォーグにピッタリだ。

足まわりの動きに注目してみると、やはり減衰力は高めで、ボディが上下動するスピードが少し速いと感じるシーンもある。しかし、少しペースアップしてコーナーをなぞって走ると、抜群にしなやかな足どりを披露。うねりやギャップの乗り越え時も、車体の動きは安定性に優れ、タイヤのロードホールディング感も高まっている。インチアップしているにもかかわらず、乗り心地がフラットで上質なのも驚き。ハンドリング性能との両立はさすがだ。

走行モードをスポーツプラスに切り替えるとパワートレーンの出力特性が変わり、アクセルの踏み込みに対してより俊敏に反応。キャラ変するレヴォーグの走行モードを味方につけ、ダイナミックに駆け抜けられる。優等生的なレヴォーグとは対照的に、ちょっとゾクゾクしてしまうような胸の高鳴りを覚えさせるあたりは、スバルファンにとどまらず、エンスーたちにとっても魅力的なチューニングの提案だろう。

ちなみに、ブレーキは踏み出しからしっかりとした制動力が得られて信頼できるフィーリング。そのブレーキと車体の姿勢変化の連携に心を奪われた。ドライバーが意図する方向に、嬉々としてクルマが向きを変える様は、ただカスタムパーツをポン付けしただけでは得られない、まさにコンプリートカー。

まるで、クルマの格が上がったかのような抜群の安定性。その洗練された走りは、欧州車ユーザーにも刺さるであろう完成度だった。




●VNテールランプセット(14万9600円):オープニング/エンディングアクション機能を搭載。スモークレッドのレンズデザインが精かんだ


●F.ブレーキシステムキット(開発中):高強度鍛造アルミ材を使ったキャリパーボディのフロント専用対向4ポットアップグレードキット。ローター径は326mmと340mmの2種。キャリパー色はレッド/ブラック/イエローの3色


●レカロ製のスポーツスター(25万7400円):カラーはブラック×レッド


●エクステンションシフトパドル(2万4200円):純正のパドルに両面テープで貼るだけで操作性が向上。素材はアルミ


●ガラススクリーンプロテクタ(9900円):11.6インチセンターディスプレイ専用の強化ガラス製プロテクタパネル。特殊コーティングで指紋が付きにくく、さらに液晶の色鮮やかさも向上させる


●カラードファンクショナルドアミラー(2万3100円):光学特殊コーティングが施された、ウインカー表示やヒーター内蔵タイプ。イエローとブルーを用意


●コールドフローボックス(4万7300円):純正エアフィルターケースと交換するだけで吸気抵抗を低減。開口部を周辺温度の低いフェンダー内部に配置し、より吸気温度の低い場所からの吸気量を増大。スポーティな吸気音とレスポンスを実現するプローバの人気アイテム。純正と同じ取り付けで簡単に交換できる


●フジツボが開発中の2.4Lレヴォーグ用マフラー。高回転時の抜けのいいサウンドが魅力だ

〈文=藤島知子 写真=山内潤也〉

■問い合わせ先
プローバ
TEL:045-591-5501
http://www.prova.co.jp

ドライバーWeb編集部

RELATED