2024/02/26 ニュース

スバル レイバックの最新カスタム初披露…プローバが手がけた「お手本」とは

純正アクセサリーとSTIパーツ、さらにバリス製のボンネットでスポーティなボディラインを追求。マット系のホワイトパールフィルムで塗り分けたようにラッピングされ、上品かつ引き締まったフォルムに仕上げられる。

スバル車のカスタムでおなじみのプローバが、最新SUVのレイバックを魅力あふれる存在へとブラッシュアップ! 大阪オートメッセ2024のスバルブースで初披露されたシルエットは、スポーツSUVとして正常進化した完成度の高いカスタムサンプルだ。レイバックのユーザーはもちろん、レヴォーグシリーズのカスタム例としても参考になりそうだ。

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■マットカラーでラッピングされたスポーティかつ気品あるスタイリング

大阪オートメッセ2024のスバルブースにて、期待どおりの新型車カスタムサンプルとして展示されたレイバック。仕上げたのはスバル車のスペシャリストとして有名なプローバで、得意とするチューニングテイストを絶妙なエッセンスで盛り込んでいる。

そもそもレイバックといえばレヴォーグシリーズのSUVモデルで、共通装着可能なカスタムパーツは多い。ただ、従来のレヴォーグと同じカスタム手法ではSUVとしての魅力を損なう可能性が高く、レイバックならではの仕上げを模索するユーザーは多いことだろう。そんな悩みに対するプローバ流の解答が、このレイバックなのだ。

まず気になるのはエアロパーツのセレクトだが、純正アクセサリーのプレミアムアーバンパッケージを基本にSTIのリアアンダースポイラー&リアサイドアンダースポイラーを装着。ルーフスポイラーやドアミラーカバーも純正アクセサリーで、ブラックの塗り分けを駆使して引き締まったシルエットに仕上げている。

エアダクト付きのボンネットはバリス製で、レヴォーグ/S4用が共通装着可能とのこと。これをカーボン素材のまま装着してはスポーティになりすぎるため、ボディ全体とコーディネートするようマット系ホワイトパールのフィルムでラッピングしているのだ。

スポーツSUVとしてのキャラクターを高めつつ、レーシーに見せない工夫としてホイールチョイスにもこだわっており、エレガントな21インチのBBS RE-Xを装着。タイヤはあえて外径の大きな245/40サイズとし、タイヤハウスの空間を埋めてスキマ感を払拭している。

プローバのカスタムはインテリアにも及んでおり、スバルの純正品を扱うしげる工業とコラボして各部をバックスキン調に張り替え加工。高級な質感に変貌するインテリアカスタムは「カスタムライン」というブランドにて展開する予定で、今回のショーでの反響を見て市販を検討している。ちなみに、装着するレカロLX-Fシートは市販品をそのまま装着したもの。ホワイトレザーが織りなす上品なコーディネートは、レイバックの車格を数段アップさせてくれるものだ。


●力強さと美しさを兼ね備えた、鍛造1ピースホイールのBBS RE-Xを装着。サイズは純正から3インチアップの21×9.0J+38で、外径の大きな245/40サイズのタイヤを履くことでタイヤハウスのスキマ感を払拭する。前後ブレーキキャリパーはプローバのアップグレードキットに換装。サスペンションもプローバチューンのオーリンズDFVキットを装着する


●バリス製のカーボンボンネットは、ダクト部分を残して車体同色のフィルムにてラッピング。チラ見えするカーボン素材が、さり気なくスポーツマインドをアピールする


●エアロは純正アクセサリーのプレミアムアーバンパッケージを装着しつつ、リアアンダーにSTIのスポイラーを追加。フジツボとコラボして製作するプローバのスポーツEXマフラーは、VN5/VNH系共通パーツでリリースされる予定だ


●ボンネットを開けると、プローバ製のエンジンカバーやインテークダクト、フローボックス、チャージパイプがチューニングテイストをアピール。インタークーラーとスポーツラジエターはDRL製を装着する


●ホワイトとブラックのバックスキン調素材でカスタムされたインテリアは、プローバとしげる工業とのコラボブランド「カスタムライン」にて製作。スポーティかつ上質な張り替えプランは、市販化が検討されている


●ドアの内張りもバックスキン調に張り替え加工。ホワイト&ブラックのツートンカラーをオレンジのステッチでつなぎ、上質なスポーツSUVに仕上げている


●インテリアのカスタムに合わせ、シートはホワイトレザーのレカロLX-Fに交換。ホールド性や安全性が高く、乗り心地に優れる信頼のブランドだ


●スバルブースでは、アウトバックをベースにしたコンセプトモデル「ブーストギアパッケージ」も展示。タフなアウトドアユースをイメージしたショーモデルではあるが、多くの市販パーツが盛り込まれているので、似たカスタムに仕上げることもできそうだ


●純正フルオプション状態のBRZ STIスポーツは、ディーラーカスタムの可能性を見せてくれる1台。スバルブースの中央にGT300マシンとともに並べられた


大阪オートメッセ2024では、会場限定にて2024 STIモータースポーツTシャツを販売! グッズ販売が充実しているのも、ファンには嬉しいポイントだ

■問い合わせ先
プローバ
http://www.prova.co.jp

〈文と写真=川島秀俊〉

ドライバーWeb編集部

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