2024/03/19 カー用品 PR

【Jeep カスタム】ディクセルに聞く、トレーラーをけん引してもしっかり止めるブレーキの仕組み|ディクセル|

DIXEL
クルマが走るうえで大切な要素が「止める」こと。使えば使うほど劣化していく消耗部品であるパッド、ディスクローター、フルードは定期的なメンテナンスや交換が重要だ。今回はモータースポーツでも活躍するブレーキ専門メーカー「ディクセル」に安心・安全の要、ブレーキについて話を聞いた。

DIXEL
DIXCEL
ディクセル
営業部 企画広報課
手嶋 葵さん
Jeepユーザーから多く寄せられるのが「効きのいいパッド」です。重量のかさむクルマにオススメなのがXタイプ。ダスト排出量を純正パッドと同等に抑えながら、効きを大幅に高めていて、コントロール性にも優れています。


■グレードアップという選択肢

一般的なSUVが採用するモノコックボディに比べ頑丈な作りのラダーフレーム構造を堅持するラングラー。キャンピングトレーラーやカーゴトレーラーをけん引する「ヘッド車」としても人気だが、車量は4ドアのガソリンモデルで2トン弱。引っ張られる側のトレーラーにもブレーキ(欧州車は慣性ブレーキ、北米車は電気ブレーキ)が備わるものの、特に下り坂でヘッド車のブレーキにかかる負荷は大きい。そこで推奨したいのがブレーキのグレードアップだ。

「止める」をつかさどるブレーキシステムは、おもに摩擦材のブレーキパッドと、ホイールとともに回転するディスクローターで構成される。ブレーキペダルを踏み込むと油圧の力でブレーキパッドがディスクローターを挟み込み、パッドとローターの間に摩擦が起きることで運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、クルマを止める力=制動力が得られる仕組み。

どちらもタイヤと同様に使うほどに減っていく消耗品だが、定期点検や車検のタイミングで交換を提案された場合には、純正品以外にも選択肢があることを覚えておきたい。オススメは信頼できるブレーキメーカーの製品。DIXCEL(ディクセル)はスーパーGTなどモータースポーツでも活躍する名門ブランドだ。

■輸入車ならではの選び方も

Jeepを含めた輸入車オーナーの悩みの種のひとつが、国産車に比べブレーキダスト(削れカス)が多く、ホイールが真っ黒く汚れることだが、ディクセルのMタイプなら制動力やコントロール性を犠牲にせずに、ダストの排出が抑えられ、ホイールが汚れにくくローターも長持ちする。

ラングラーなど車重のかさむクルマには重量のある車両向けに開発されたXタイプがオススメ。効き重視のため、ダスト量はMタイプより多くなるものの、適正温度は0~700℃で安定して高い制動力が得られる。踏力に応じて効きが高まるビルドアップ型で重厚感のあるペダルタッチも魅力だ。さらに、ドレスアップなどでノーマルキャリパーのまま大径ホイールを履くユーザーにはマストなアイテムになるだろう。

ディスクローターも消耗品。スリットが刻まれたSDタイプはフェード(摩擦材を固める接着剤が高温で気化してローター表面にガス膜を作り、摩擦力が減って制動力が落ちる現象)の原因になるガスを除去し、制動力もアップする。



DIXEL
●走れば走るほど消耗するのがブレーキパッド。特にトレーラーなど重量物の運搬や、自車の車重が重ければ消耗も早くなる。定期的な点検やアップグレードで確実に"止まれる"という安心を得ることができる

DIXEL
●パッドに挟まれ一緒に削れてしまうディスクローター。安心して止まるためにこちらも定期的な点検や交換が重要な部品だ。ホイールの隙間から見えるディスクローターはドレスアップ効果も高い


DIXEL
重量級をしっかり止める 
Xタイプ
●車重のかさむSUVやラングラーなどフレーム構造のクロカン、ばね下重量が重くなる大径ホイール&タイヤ装着車向けに開発された高性能パッド。制動力と耐フェード性が高められた効き重視タイプのブレーキパッドだ

DIXEL
超低ダストを実現 
Mタイプ
●ホイールに付着するブレーキダストを低減。コントロール性にも優れブレーキペダルの踏み加減に応じて効きが立ち上がるので、唐突にブレーキが効いて前のめりになる現象を抑えられ、同乗者にも快適。ディスクローターへの攻撃性が低く、ローターを長持ちさせる

DIXEL
足元をスポーティに演出 
SDタイプ
●SDタイプはディスクに刻んだスリット(溝)からガスを排出。制動時にパッドが溝に触れて削られることで、摩擦係数(効きのよさ)も向上。ホイールの隙間から見えるスリットにより足元のドレスアップ効果も得られる

DIXEL
定期的な交換が重要 
ブレーキフルードDOT5.1
●ブレーキを作動させるための油圧を伝えるブレーキフルード(ブレーキオイル)は、エンジンオイルと同様に使用頻度や経年で劣化する消耗品。定期交換(車検ごとの交換を推奨)することでペダルタッチを良好に保てる


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DIXCEL
ディクセル
営業部 企画広報課
金谷大輔さん

新品パッドの摩擦材は10~15mmで、4mm以下になったら要チェック。ローターもパッドで削られ性能が低下します。ディスクの縁に1mm以上の段差(クレジットカードの厚さと同じぐらい)ができたら交換の目安になります。


〈文=湯目由明 写真=伊藤吉行 イラスト=村上智行(テイク・オフ)〉

■問い合わせ先
ディクセル
TEL:06-6340-0121
https://www.dixcel.co.jp/

ドライバーWeb編集部

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