2023/04/04 ニュース

BYDのアット3…受注状況はいかほどか? 納車式をBYD AUTO 東名横浜店で開催

●アット3のマスコットキーを受け取るオオタさん

BYD Auto Japanは4月4日、BYD AUTO 東名横浜店にて1月31日から発売されているe-SUV「アット3」の納車式をメディア向けに公開した。登壇したのはBYD AUTO 東名横浜店を運営する株式会社アクセルの岡本社長と、アット3を購入したオオタさんだ。


●向かって左側が岡本社長、右側がアット3を購入したオオタさん。隣の青いアット3がオオタさんが実際に購入したものだ

まず岡本社長は現在の販売状況や反響を説明。アット3は発売開始から約2カ月で48台を受注したという。そのほか、200人ほどが購入検討で来店。とても反響が大きいと手応えを感じているようだった。

この日、アット3を実際に購入したユーザーとして招かれたのは、千葉県在住のオオタさん。自身、BEVを購入するのは初。維持費が安かったり、環境に優しいなどBEV独自のメリットに興味が引かれていたという。また、5年前に充電設備付きの戸建てを購入しており、それも追い風になったと語っていた。

オオタさんがアット3に決めた理由は、昨年、横浜赤レンガ倉庫で開催されていた試乗会で初めて運転し、そのクオリティの高さに感銘を受けたから。運転しやすく、乗り心地のよさに引かれたのだ。また奥さんも運転することからあまりとがったクルマにはしたくなかったのだそう。その点でアット3はデザインのバランスが取れていて素直にカッコいいと感じ、さらに価格の割には装備が充実していてコストパフォーマンスが高いのもポイントになった。

将来的にはこのアット3で家族とキャンプに行き、給電機能でお湯を沸かして煎れたコーヒーを楽しみたいと話していた。


●オオタさんいわく、このボディカラーにしたのは、アット3のテーマカラーだったからだという

岡本社長いわく、アット3の購入層は20〜40代と50代以上でちょうど半々に分かれているとのこと。購入理由は、もともと”電気”に興味を持っている方が多いようだ(オール電化の家持ちの人など)。そのほか、自宅で充電できる人や、国産車に飽きた人など。

また、4月2日までにアット3を購入した人のうち約8割がBEV以外から、残りの約2割がほかのBEVやPHEVからの乗り替えとのことだ。

アット3がいかにコスパに優れているといっても、内燃機関のクルマよりやはり高価。もちろん自宅に充電設備があるかどうかなど、所有するハードルは低くない。およそ裕福な家庭がセカンドカーとして購入しているケースが多いといえる。

注目度が高くても、まだまだ始まったばかりのBYD。成功のカギは今後の展開次第ともいえるだろう。

〈文と写真=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING