2023/02/17 コラム

新型プリウスのタイヤは特殊サイズ!スタッドレスタイヤはどうする?いくらで買える!?

低くて薄いボディに大径タイヤの存在感でスポーティに見せている

低く構え、かつてないほどスポーティなフォルムで登場した新型プリウス。その純正タイヤのサイズに注目すると、上級のZ及びGグレードには195/50R19という、見たことのないサイズが装着されている。19インチと大径なのに、195と幅が狭いのだ。大径タイヤならではのカッコよさと、195という幅の狭さで空力面でも低燃費に貢献する。

この純正19インチタイヤの国内市場向けは2種類。ブリヂストン エコピアEP510とヨコハマタイヤ BluEarth-GT AE51だ。どちらも低燃費性能と操縦安定性、さらにはウエット性能などさまざまな性能を併せ持つ。


●ヨコハマタイヤBluEarth-GT AE51

これまで市場になかった195/50R19というサイズ。そこで気になるのがスタッドレスタイヤだ。上級グレード以外に装着される195/60R17サイズも含めて主要なタイヤメーカーHPで調べてみると、下記のような結果になった。

【画像】低くてスポーティ!新型プリウス

◇◇◇

※価格はブリヂストンのブリザックVRX3のみメーカー希望小売価格を表記。ほかはオープン価格のため、タイヤ販売店に問い合わせた実勢価格も表記。ただ販売店や時期によって価格は変動するため、購入の際は直接販売店に問い合わせてほしい。価格はタイヤ1本当たりの価格、2023年2月10日時点

■ブリヂストン
・ブリザックVRX3
195/50R19 88Q(5万9180円)
195/60R17 90Q(4万2460円)

・ブリザックVRX2
195/60R17 90Q(実勢約2万5000円)

■ダンロップ(住友ゴム)
・ウインターマックス03
195/60R17 90Q(実勢約2万2000円)

・ウインターマックス02
195/60R17 90Q(実勢約1万7000円)

■ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)
・アイスガード7 iG70
195/50R19 88Q(実勢約4万0000円)
195/60R17 90Q(実勢約2万8000円)

・アイスガード6 iG60
195/60R17 90Q(実勢約1万9000円)

■トーヨータイヤ
オブザーブ ギズ2
195/60R17 90Q(実勢約2万2000円)

■グッドイヤー
・アイスナビ8
195/50R19 88Q(実勢約3万0000円)
195/60R17 90Q(実勢約2万1000円)

・アイスナビ7
195/60R17 90Q(実勢約1万5000円)

■ミシュラン
・X-ICE SNOW
195/60R17 90H(実勢約1万9000円)

■ピレリ
・ICE ZERO ASIMMETRICO
195/60R17 90H(実勢約1万5000円)

◇◇◇

19インチのスタッドレスタイヤは、純正サマータイヤを開発したブリヂストン、横浜ゴムに加えてグッドイヤーにも設定があった。純正19インチを供給するメーカー2社はわかるが、まさかこのタイミングでグッドイヤーがこの特殊サイズを用意しているとは…ちょっと驚いた。ほかメーカーも、今後サイズ拡充するだろう。

その価格は、ブリヂストンのブリザックVRX3で1本当たり約6万円! なかなか高価である。編集部調べ価格ではあるが、19インチだとグッドイヤーのアイスナビ8がもっとも安価だった。

ちなみに17インチのほうは、トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー/スバル レックスなど、人気車種と同じサイズ。だから主要メーカーもラインアップ済みで、選択肢が広い。そして当然価格も安い。

19/17インチを、ブリヂストンのブリザックVRX3同士で比較すると、価格差は約1万7000円。4本で考えれば、負担額は相当違ってくる。

それもあってか、今回の新型プリウスでは19インチから17インチへの“インチダウンオプション”を用意している。Z及びGグレードで17インチを選ぶと11万2200円安くなる。

クーペスタイルのスペシャルティカーに発展した新型プリウス。見た目を重視すれば19インチ!という人も多いかもしれないが、スタッドレスタイヤはもちろん、サマータイヤ交換費用も考えれば(当たり前だが)17インチは魅力的なのだ。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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