2023/03/23 旧車

初代レガシィ ツーリングワゴン誕生を当時写真で振り返る[driver 1989年3-5号より]

●レガシィ ツーリングワゴン VZ

自動車雑誌ドライバーが過去に取り上げた記事が今に蘇る「DRアーカイブズ」。前回に続き1989年3-5号の「NEWモデル スバル レガシィ ツーリングワゴン」を振り返る。

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■2L 4カム/1.8Lを搭載

レオーネ時代から人気の高かったツーリングワゴンは、2L 4カム16バルブのVZ、TZ、1.8L16バルブのTiとMiの車種をラインアップ。最上級のVZには、エアバネと減衰力可変ダンパーにより、オートレベリングと地上高2段階(40㎜)切り替え機能を備えるEP-S(エレクトロニューマチック)仕様も設定。






●ツーリングルーフと呼ばれる段差の付いたルーフはレオーネ譲り。電動チルト&スライドガラスサンルーフが付くと、ルーフレールは装着されない

ボディは4ドアセダンゆずりの伸びやかなフォルムで、洗練されたRVイメージが横いつ。最上級のVZにはワゴン感覚を強調するルーフレールも標準装備される。セダンと同様にVZには(セダンはRSも)、遮光しながら換気できる換気ルーバー付きインナーサンシェードを備えたチルトアップ機構付きグラスサンルーフもオプション設定されている。


●後席は2人分に3点式シートベルトが装備される


●6:4分割可倒式バックレスト(Ti以上)によって、広大なカーゴスペースが生まれる

室内はツーリングルーフ(段差付きルーフ)の効果もあって広大なカーゴスペースを獲得。後席のシートクッションを起こしてシートを倒すと、長さ1685㎜×幅1365㎜×高さ910㎜の余裕たっぷりのフラットスペースが出現。さらにTi以上の上級3車は6:4分割可倒リヤシートを装備、使用目的に応じた使い分けが可能だ。


●カーゴスペースは5人乗車時でも十分な容量。トノカバーは脱着可能な巻き取り式だ


●セダン同様にサブトランクも確保されている

そのほか、サスペンション、ブレーキ、ステアリング系、それに装備面はセダンに準じている。レオーネと同様、高人気が期待できる仕上がりだ。

〈まとめ=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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