Jeepのなかでも男女問わず人気のモデルであるラングラー。「見た目のよさはもちろんわかるが、実際のところはどうなの?」とぼんやり思っているドライバーWeb・女性スタッフ2人の声を受けて、今回はキャンプ旅に出て、ラングラーの楽しさ・おもしろさ・便利さなど身をもって感じてもらうことに。ラングラーの素性や自分らしくカスタムすることの奥深さを知ることができたのだろうか?
自分仕様のJeepを創る 「●●女子」「●ガール」。最新トレンドやブームを表わすワードとして多用(乱用!?)されているが、それは百も承知であえて「Jeep女子」と呼ばせていただく。
コロナ禍でキャンプにハマったドライバーWeb女性スタッフの南波と村井。「映えそうなキャンプギアをネットでポチッとしてたら、どんどん増えちゃって……」とボヤく南波。
カーシェアやレンタカーを使うたびに大量のキャンプギアを積み降ろすのは面倒。そこで初めてのマイカーを検討することに。有力候補は憧れのJeepラングラー。
ノーマルのままでも絵になるラングラーだが、「ホイールとタイヤを履き替えて、車高とバンパーをイジったラングラーもカッコいいですよね」と、カスタマイズにも興味津々の女子2人。クルマのカスタムはスマホケースにシールを貼ったり、既製品の雑貨を自分好みにアレンジしたり、ネイルに凝ったりと、身近なモノをデコレーションするような感覚らしい。
ならば、ラングラーカスタムの醍醐味をリアルに体験してみよう!と、Jeepのプロショップ「タイガーオート」とホイールブランド「MLJ」のデモカーでキャンプ旅に出かけてみることに。
遊びの幅を広げる乗り物 「想像していたよりも取りまわしやすいですね」とキャンプ場内の狭い道でラングラーを器用に操る村井。MLJのデモカーはサハラベースで新作ホイール「FUJI」にNITTOの35タイヤを組み合わせて、30mmのリフトアップやハイラインフェンダー、JAOSのサイドステップ、MOPARのバンパーなどを装着した新車コンプリートカー「タイガーパッケージ」に準じるカスタムが施されている。
一方、タイガーオートのデモカーはカスタムの上級編で、ルビコンをベースに50mmアップコイルやハイパフォーマンスショック、37×12.5R17サイズのM/Tタイヤなど、中身の濃いメニュー。
そして、アウトドアと親和性の高いラングラーならではなのが、テントや焚き火台、テーブル、チェアなどのキャンプギア、自転車や釣りといった趣味のアイテムを積載するルーフラックやヒッチキャリヤ。屋根上が寝室になるルーフトップテント、日除けのオーニングなどの豊富なアフターパーツ。
コウモリの翼のように側面からバックドアまでスッポリ覆うオーニングと、ルーフトップテントを展開すればベースキャンプが完成。
焚き火の薪がはぜる音をBGMに、現地調達の新鮮食材で作ったサラダとクラブハウスサンドの味は格別。食後は「天空部屋」に場所を移して女子会トークに花が咲く。非日常へと誘うラングラーが、心と身体を豊かにしてくれた。
ガンガン使ってこそわかる ●設営を終えたら、ランチとディナー、酒のアテのメニューを検討。「肉と野菜さえ買っておけば、あとは調味料でどうにでも味付けできる」という、きわめてアバウトな性分だ ●コウモリの翼のように開くRHINO-RACKバッドウィングオーニングを展開 ●食器はストレージボックスにまとめて収納 ●オーニングが風で飛ばされないようにペグダウン
オンロードでもオフロードでもJeepとなら楽しい旅になる ●「運転できるかなぁ」と不安顔だった村井。スクエアなラングラーは四隅の見切りがよく、車幅感覚を掴むとキャンプサイトまでの狭い道も難なくクリア
ソロでも仲間やファミリーとでも積極的に遊びに出かけたくなるのがJeepという乗り物 ●直売所で買った甲州産シャインマスカット、採れたて新鮮野菜を大自然のなかでいただく。おしゃべりしながらの料理が楽しい ●斧がなく手持ちの鉈で薪割り。おっかなびっくりで腰が引けているから力が入らず思うように割れないのに、女子2人は大はしゃぎ ●湿気を帯びた薪は火がつきにくく、バーナーの助けを借りた。芝サイトの上で焚き火台を使う場合は耐火のスパッタシートを敷こう ●ポールがコンパクトに折り畳まれ、コウモリの翼のようなキャンバスを開くと設営完了。ナイトキャンプに備えてイルミを施した 本物の「ツール」として長く乗り続けたくなる〈文=湯目由明 写真=佐藤亮太〉
■問い合わせ先
タイガーオート
TEL:049-286-6644
https://www.tigerauto.com ■取材協力
青根キャンプ場
TEL:042-787-1380
https://aonecamp.jp/