2020/12/29 カー用品

マッチングはどう?新型レヴォーグにBBSホイールを履かせてみた!

待ちに待ったデリバリーが開始された新型レヴォーグ。そんなレヴォーグのカスタムにいち早く取り組み始めたのが、スバルのチューナーとして名高いプローバだ。その第一歩として、BBSの鍛造ホイールがデモカーに装着された!


BBSが足元でキマるのには深いワケがある



スバル車にもっとも似合うホイール。筆者の脳裏に真っ先に浮かんだのが、WRブルーのインプレッサWRX STIとゴールドに輝くBBSアルミ鍛造ホイールの組み合わせだ。

スバル車とBBSホイールの縁は深く、古くは1992年の「レガシィツーリングワゴンSTi(200台限定受注生産)」までさかのぼる。

さらに、555台が限定販売されスバリスト垂の的となった、VAB型WRX STIタイプSの特別仕様車「EJ20ファイナルエディション」に採用したゴールド塗装の19インチ鍛造ホイールも記憶に新しい。




では、「継承と超・革新」をテーマに、6年ぶりにフルモデルチェンジした新型レヴォーグとBBSホイールとのマッチングはどうだろうか。日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど幸先よくスタートしたが、街なかで新型レヴォーグを頻繁に見かけるようになると、カスタマイズを施して差別化を図りたくなるもの。

新型レヴォーグをデモカーに導入したスバルチューナーのプローバでは、カスタムの第一歩としてホイール&タイヤ交換を実施。足まわりのセッティングなどのデータ取りも兼ねて選んだのが、超超ジュラルミン鍛造ホイールのRI-D。アルミニウム合金素材であるジュラルミンのなかで最高の強度と耐性を備え、航空機の胴体に使われる超超ジュラルミンを採用したハイエンドモデルだ。




●GT-Hに純正アクセサリーの「エアロパッケージⅡ」を装着。車高はノーマルのままなので、このあとローダウンを施していく予定だ

カスタムのトレンドを踏まえて、純正の1〜2インチアップの19インチ・リム幅8.5を装着。ノーマル車高だと若干オーバーサイズだが、ローダウンを施してブレーキを大きくすると、いい具合に収まりそうだ。

BBS RI-D 零式戦闘機にも使われた最高強度の素材を採用

●2011年にBBSが世界に先駆けて投入した超超ジュラルミン鍛造ホイール。驚異的な素材強度と耐性を生かし、極限まで肉を削ぎ落したスポーク部の造形に注目したい

あまたあるホイールブランドのなかからBBSを選んだ理由について、「BBSというブランドへの憧れです。ボクのようなクルマ好きにとって、BBSホイール=高性能パーツの代名詞ですから」と断言するプローバの佐藤裕一さん。


PROVA取締役 佐藤裕一さん

BBSを履くだけでカッコよくキマるのは間違いないが、それ以上にれ込むのが「目に見えない部分」の作り込み。「タイヤのビード(ホイールとタイヤの結合部)のアタリ面の処理にこだわっていて、サーキットでハードなブレーキを繰り返してもタイヤとホイールがズレないんです」と、プロ目線での評価も高い。

GTマシンのBRZが履くホイール「RI-A」。そのアフター製品の昇華版ともいえる「RI-D」が新型レヴォーグの足元でどう進化していくのか。今後が楽しみだ。


●ホイールの素材としては他に類を見ない超超ジュラルミン。もっとも困難だった「剛性の最適化」を、テストを繰り返して実現した


●鍛造後に切削を施した証が、肉抜きされたスポーク。従来のアルミに比べ圧倒的な強度を誇るがゆえに、削り出しには時間がかかる


●ナットホール周辺の肉を極限まで削ぎ落とすという細かい作業も、19×8.5Jという大径ホイールで8.3kgという軽量化の実現に貢献している


●GT-Hの純正18インチ(右)から1インチアップ。19インチでもばね下がスムーズに動き、出足の転がりが軽いのはBBSならでは

スバルに特化したチューニングのプロ集団「PROVA」

●ドライバーとしてS耐やニュル24時間レースにも参戦した、吉田寿博代表率いるスバル車カスタムのスペシャリスト。新型レヴォーグ用アイテムは、スポーツスプリングとオーリンズDFV(車高調)の開発が鋭意進行中。乞うご期待!
www.prova.co.jp/ 045-591-5501


〈文=湯目由明 写真=澤田和久〉

〈問い合わせ先〉
BBSジャパン
03-6402-4090
www.bbs-japan.co.jp/

ドライバーWeb編集部

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