2020/08/24 新車

三菱eKクロス/eKワゴンが一部改良。予防安全技術の機能が向上

三菱は8月20日、軽ハイトワゴンの「eKクロス」、「eKワゴン」に予防安全技術「e-Assist」や高速道路同一車線運転技術「マイパイロット(MI-PILOT)」の機能向上など、安全性・快適性を向上させる一部改良を実施。同日より販売を開始した。価格は132万5500〜182万500円。おもな変更点は下記のとおり。





■アクティブセーフティの進化

1)標識検知機能「TSR」
車両進入禁止標識、最高速度標識、一時停止標識を検知し、警報ブザー(車両進入禁止標識のみ)とインフォメーション画面表示でドライバーに注意を促し、標識の見逃しを予防する。

2)前方衝突予測警報「PFCW」
2台前を走る車両をミリ波レーダーでモニターし、急な減速など自車からは見えにくい前方の状況変化を検知。減速が必要だと判断した場合には、警報ブザーとインフォメーション画面表示でドライバーに注意を促し、ブレーキの踏み遅れによる追突事故の回避をアシストする。

3)先行車発信通知「LCDN」
信号待ちなどで停車中に、先行車が発進しても自車が停止し続けた場合、警報ブザーとインフォメーション画面表示で、ドライバーに先行車の発進を通知する。

※また、ミリ波レーダーを追加し、衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」の夜間検知性能を向上させた

■パッシブセーフティの進化

ドライバーの下肢部にかかる衝撃を緩和する運転席SRSニーエアバッグと、リヤシートベルトのプリテンショナー機構及び非着用ウォーニング着座センサーを設定、安全性を向上させた(eKクロスに標準装備、eKワゴンにメーカーオプション設定)

■その他の機能装備

・ミリ波レーダーの追加により、高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」の機能を向上、ドライバーの負担をさらに軽減する。

1)追い越し時の加速機能追加
追い越し時、ウインカーを出すと設定速度内で加速し、先行車との車間距離を若干詰めることで、スムーズな追い越しをアシストする。

2)ワイパー作動時の機能向上
ワイパー低速作動時の車線維持支援機能「LKA」と、ワイパー高速作動時のアダプティブクルーズコントロール「ACC」の利用を可能とした。

・ヒルディセントコントロール「HDC」を新たに採用。急な坂道を下る際、低車速を維持することで、安心して走行できる(eKクロスに標準装備)。

・ヘッドライトのスイッチからOFFポジションを廃止し、ヘッドライトのつけ忘れを防止することで、安全運転に寄与する。

・センターパネル部に充電用USBポートを新たに採用し、利便性を向上させた

■ボディカラー

eKクロスのボディカラーに、サファイアブルーメタリックと、サファイアブルーメタリック/スターリングシルバーメタリック(有料色:6万5000円高)を新たに設定。モノトーン6色と、2トーン5とおりのラインアップとした。



〈文=ドライバーWeb編集部〉

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