2020/01/24 新車

【世界最速!?】新型ハスラー雪道インプレッション!

メーカーが主催するメディア向け試乗会もまだ開催されていないタイミング。偶然、通りかかったスズキディーラーに試乗車があったから乗せてもらった、というのは大嘘で……! 


オイラの大好評連載!? 「ニッポン探訪」(※)第2弾の取材に北海道は帯広を訪れていた。

https://driver-web.jp/articles/detail/27359/

※「ニッポン探訪」の連載は、2020年1月20日発売のdriver3月号からスタート。その裏話は上記より

今シーズンは北海道でも雪が少なく、帯広はさすがに気温は低いものの道には雪はほとんどなかった。しかしさすが北海道。地元の人は小雪、というレベルの降り方でも一夜明けると10cm以上は積り、真っ白な世界に変わっていた。

そんなときに、今連載企画に協力していただける、ということで訪れたスズキアリーナとかち帯広店。


そこにピカピカの新型ハスラーが飾ってあったのだ。よく見るとナンバーがついている。スタッドレスタイヤも装着されている。聞くと4WDだという。これはぜひ乗ってみたい! というわけで試乗をお願いし、雪道へ繰り出したのだ。

試乗車のグレードは、ハイブリッドG。ノンターボ657㏄のデュアルインジェクションを採用した新開発エンジン搭載モデルだ。


●メーターは結構カラフル。先行車発進お知らせ機能なんてのもある

走り始めの第一印象は「静か」である。スタートからアクセルを開けていっても室内音はとても静かに保たれている。加速のフィーリングにもたつきは感じられず、街なかの走行や合流時の加速は十分だ。

雪道は、雪の下に氷があったり思いのほか路面が荒れているところがあるが、そんな凹凸でもサスペンションがよく動き、ボディがしっかりしているのを感じられた。

スタッドレスタイヤの性能もあると思うが、10cmぐらいの新雪はスノーモードを使う必要もなく、軽々と雪をかき分けて走れる。


●タイヤは、ブリヂストン ブリザックVRXを装着していた

新型ハスラーはオンデマンド方式の4WDシステムを採用するが、前輪のスリップを感じることもなく4WDの有効なトラクションが頼もしい。このあたりは現行車から引き継がれている部分で、ハスラーを帯広市内で多く見かける理由のひとつでもあるかもしれない。

雪上という特殊な状況での短い試乗であったが、新型ハスラーの雪国ならでは使い勝手を知ることができ、有意義な時間だった。

わがままを聞いていただいた「とかちスズキ株式会社」の皆さまに、あらためてお礼を申し上げます。

■取材協力


スズキアリーナとかち帯広
所在地:帯広市大通南23丁目10番地
電話:0155-25-0505

〈文&写真=三好秀昌〉

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