2018/04/20 ニュース

「軽自動車」を捨てた! 三菱i-MiEVが改良で登録車になった理由

2018年4月19日、三菱の電気自動車(EV)、i-MiEV(アイ・ミーブ)が改良された。i-MiEVは、2009年のデビュー。軽自動車i(アイ)をEVにコンバージョンしたモデルで、世界初の量産EVとしても知られる。日米欧など52カ国で、2万3000台を販売してきた。今回の大きな変更点は、エクステリアだ。クルマのカタチやパワートレーンは、各国の基準や規制に大きく左右される。今回i-MiEVは、新たな歩行者保護基準に対応すべく、前後バンパーを大型化。同時に、張りのある前後フェンダーが与えられ、より踏ん張り感のあるスポーティなスタイリングになった。しかし、この改良により、全長が3395mmから3480mmへと拡大。なんと軽自動車枠を飛び出してしまったのだ。
登録車になると、なにが変わるのか?軽自動車から登録車になると、まずナンバープレートの色が違う。改良後のi-MiEVは、白ナンバーだ。そして、税金が異なる。自動車取得税は、軽自動車でも登録車でも免税。自動車重量税は、初回車検までは免税。自動車税は、軽自動車区分なら1万800円、登録車になると2万9500円になる。(この金額から減税あり)。多少税金が増えても、白ナンバーでスポーティな新スタリングのほうがいい、と言う人も多いだろう。確かに比べてみると、改良版のほうがカッコいい。
その他エクステリアの変更点は次のとおり。・フロントバンパーはフォグランプを標準化。・モノトーン車の前後ドアサッシュはブラックアウトテープで質感を向上。・外板色はスターリングシルバーメタリック、スターリングシルバーメタリック/ホワイトパールを新設定し、全5色展開。



  機能面では、電池高温時お知らせ機能を追加した。これは、駆動用バッテリーの温度が高い状態で急速充電をした場合、充電時間が長くなることを利用者に事前に知らせる機能だ。グレード展開も変更。バッテリー容量が10.5kWhの「M」を廃止し、16kWhの「X」ワングレードとなる。価格は294万8400円、補助金は16万4000円だ。 さらに、改良と同時に新作ラッピングデザインを設定した。今回で第5弾となる「MY アイ・ミーブ デザインラッピング」は、全5種類。2トーンスタイルの「マスク」と、ストライプラインの「レーサーストライプ」が新作だ。このラッピングは、ウェブサイト上でボディカラーとの組み合わせをシミュレーションできる。新車購入時だけでなく、現在i-MiEVに乗っている人も購入できるから、イメチェンを図りたいオーナーもぜひ試してほしい。「MY アイ・ミーブ デザインラッピング ウェブサイト」




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