2018/04/13 コラム

「お台場痛車天国2018」に、1000台の痛車が集結!

2018年4月8日、「お台場痛車天国2018」が開催された。よく晴れたお台場野外特設会場に全国各地から987台の痛車(痛単車、痛チャリを含む)が集結。会場内は異様な彩りに満ちあふれていた。
痛車とは、アニメやゲームのキャラクターなどをクルマに描いたものをいい、「恥ずかしい」とか「痛い」と表現される個性豊かなクルマのことを指す。しかしよく見るとその完成度の高さに脅かされるものばかりである。オーナーが好みのキャラクターとそのまわりに装飾をデコレーション。オリジナリティあふれるデザインに仕上げている。だから、同じキャラクターをモチーフとしていても、まったく違う雰囲気のものとなっているからおもしろい。しかも、オーナー自らがデザインしたり、手作業によるカッティングなど、思い入れもある作品となっており、見どころは多い。


車種は、走り好きが乗るスポーツカーから軽自動車、キャラクターを大きく描けるキャンバスとしては申し分のないハイエースなどのワンボックス、さらには旧型のポルシェなど、そして痛単車(バイク)や痛チャリ(自転車)もエントリーしまさに多種多様。そして会場内は、それらのクルマに共感を持つオーナーたちが情報交換などを行う交流の場にもなっていた。



●メインステージ前では来場者が参加できるイベントとして綱引きや玉入れが行われ、“痛者”に混じり、子供やアイドルなども楽しんだ
ほかにも、コスプレをして痛車の前で写真撮影をする人や、ステージで行われたさまざまなアーティストやアイドルによるライブ、トークイベントを楽しむ人、なぜか綱引きや玉入れといった、大人になるとなかなかやる機会のないおもしろいイベントを真剣に楽しむ人など、8300人あまりの来場者は大いに盛り上がっていた。そして、いよいよ痛車天国のクライマックス、来場者の投票によるアワードの発表だ。痛車人気投票総合賞とロングディスタンス賞をダブル受賞した大分県から来た男性のキャデラックCTSが優勝した。じつは本誌2017年6月号「クルマ偏愛賛歌」に掲載した人だった。
●優勝は痛車人気投票総合賞とロングディスタンス賞をダブルで受賞したキャデラックCTS。はるばる大分県から参加
 
●新車のジムニーを納車後すぐに全ばらし。ガルウイングのほか内装材までフルカスタム。カラーリングに合わせたコスプレなど完成度高し。「インテリアがやばい賞」を受賞

 
●リトラクタブルヘッドライトやシフトゲート、メーターを装備したスポーティな自転車が「なんか速そう賞」に。当時はやりのリムブラシや折りたたみ式のかごなども装備。40代の目をくぎづけにした
 

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