2024/03/27 カー用品 PR

サイバーナビ史上最高の“いい音”|カロッツェリア サイバーナビAVIC-CL912Ⅲ-DC|

クルマWi-Fiでもっと楽しく!!

先進機能を多く盛り込み、クルマのWi-Fiなどで利便性を高めてきたカロッツェリアのフラッグシップモデル「サイバーナビ」がフルモデルチェンジ。つながる楽しさに加え、今回はさらなる高音質化を追求したという。サイバーナビ史上最高ってどれだけすごいのか。試してみた。

AVIC-CL912Ⅲ-DC

つながる強みは健在

パイオニア カロッツェリアのフラッグシップであるサイバーナビは、先進的な機能の積極採用だけでなく、“つながる”技術をいち早く取り入れたモデルである。

プローブ情報を活用した高度なルート検索機能を皮切りに、2011年には専用の通信モジュールを採用。サーバーと接続して、スムーズに移動できるルートを探索する「スマートループ渋滞情報」や、通信検索機能により膨大な情報を活用する目的地検索などを可能にする。“つながる”ことで、カーナビとしての使い勝手のよさを追求してきた。

つながる技術はさらに広がり、2019年にはNTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応することで車内にWi-Fiスポットを構築。YouTube動画を直接再生できたり、家庭用ブルーレイレコーダーの映像・録画コンテンツの遠隔再生や、スマホやタブレット端末をサイバーナビとWi-Fi接続して思い思いに楽しんだりと、エンタメ性能も飛躍的な進化を遂げている。

高音質化にこだわった

その最新モデル「AVIC-912Ⅲ」シリーズは、優れたナビ性能やエンタメ性能に加え、“音”に注力したブラッシュアップを敢行。

具体的には、原音再生にこだわるカロッツェリアの設計思想である「マスターサウンド・アーキテクチャー」のもと、これまで培ってきた音質設計技術と知見を生かしながら、デジタル信号処理で限りなく正確なクロック波形を生成するべく新サウンドマスタークロックや高音質オペアンプなどを採用。これにより音の安定性を向上させたほか、圧倒的な臨場感や音源収録時の質感を再現するという。パイオニアいわく“サイバーナビ史上最高の音質の実現”だ。

オーディオブランドとして音にこだわるカロッツェリアのフラッグシップカーナビだけに、そもそもが高音質。これまでも十分にいい音を楽しめていたハズだけど……と思いつつ、楽曲を再生してみた。

すると、圧倒的な臨場感に包まれる感覚はこれまで以上。音の情報量が多いハイレゾ音源でボーカルメインの楽曲を試すと、息遣いがマイクから直接耳に伝わってくるように感じられ、首筋が思わずゾクッとした。

楽器のセッションは、それぞれの位置関係がわかるかのような音場感で、宇宙戦争的な映画の壮大なテーマ曲ではオーケストラの生聴き状態と、その迫力に車内であることを忘れてしまうほどだ。

データ量が多ければ当然でしょ?とも思うだろうが、さにあらず。CDをはじめ圧縮音源やネットワーク動画ソースなどでも音質のよさを感じられるのだから恐れ入る。さらにマスターサウンドリバイブ機能を使えば、まるでハイレゾ音源のように高音質で臨場感たっぷりに楽しめる。

雑味を徹底的に排除した高音質設計が、これほどまでに音を変えるのか! サイバーナビ史上最高の音質を語るに偽りなしだ。

高音質化の恩恵は音にこだわる人だけに享受されるものではないのもポイント。HD画質で美しく鮮やかに映し出される映像に、臨場感あふれる高音質が組み合わされれば、きっと誰もが感じられるはず。

ナビ機能も使いやすく進化

オンラインを活用した目的地検索機能もアップデート。「フリーワード音声検索」や「フリーワード検索」で、住所や電話番号、郵便番号の読み上げによる検索や“自宅に帰る”などの発話パターンと検索対象ワードを増やすことで、よりスムーズな目的地検索が可能となっている。

なお、フルフラットデザインを採用したスタイリッシュで高級感のあるフェイスや、HD画質の高精細な地図によるルート案内、目的地付近の情報などを画面と音声で知らせる「ライブインフォ」、ドライブに役立つ情報やAV情報を常時表示して操作できる「インフォガジェット」など、好評の機能は従来を踏襲する。


AVIC-CL912Ⅲ-DC
carrozzeria
CYBER NAVI
AVIC-CL912Ⅲ-DC
 価格:オープン(編集部調べ実勢価格:23万円前後)

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サイバーナビがWi-Fiスポットになる!

「docomo in Car Connect」に対応し、NTTドコモのLTE通信を定額(1日/550円、1カ月/1650円、1年/1万3200円から選択可能)で制限なく利用できる。サイバーナビが車内Wi-Fiスポットとなることで、スマートフォンやタブレット端末で通信量を気にすることなくオンラインの動画や音楽、ゲームなどが楽しめる。渋滞や気になる施設などのリアルタイムの情報をナビに反映することもでき、カーナビ機能もエンターテインメントもオンライン化でたっぷり使い倒せるのだ。
AVIC-CL912Ⅲ-DC
AVIC-CL912Ⅲ-DC

AVIC-CL912Ⅲ-DC
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●YouTube動画などがサイバーナビの画面でオンライン視聴できる。使い慣れたスマホやタブレット同様に操作でき、ドライブ中の休憩や目的地などで存分に楽しめる

AVIC-CL912Ⅲ-DC

●メインメニューは目的の操作がすばやく行えるよう配置などが吟味され使いやすい。項目は好みに合わせてカスタマイズが可能

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●通信をした高度なルート探索も自慢。地図による6ルートの提案のほか、より細かく条件を比較できるリスト表示に対応する


AVIC-CL912Ⅲ-DC
高音質パーツを惜しみなく投入


これまでもモデルチェンジのたびに高音質化が図られてきたのだが、開発者のこだわりによってこれまで以上の高音質化に最適な高音質パーツをセレクト。原音再生を実現するために伝送効率の向上や電気的ノイズの徹底排除を図った。新サウンドマスタークロック(写真左)や高音質オペアンプ(同右)の採用がメインだが、ほかにも細かくチューニングが施されている。

AVIC-CL912Ⅲ-DC
AVIC-CL912Ⅲ-DC
●音にこだわる人を満足させる、細かなサウンドチューニング機能を搭載するのもサイバーナビの特徴。手軽にセッティングできるモードも備える


“史上最高の音質”を生かすならスピーカーも交換!

スピーカーを交換すればいい音を最大限に楽しめる。今回の試乗車、三菱デリカD:5にはチューンアップトゥイーターやカスタムフィットスピーカーに加え、新発売のサブウーファー(TS-WX140DA)も搭載していた。すっきりとクリアな高〜中域再生を生み出すスピーカーに、コンパクトながらクラスを超えた重低音を3つのモードで楽しめるサブウーファーで迫力のある音場を創出する。

AVIC-CL912Ⅲ-DC
チューンアップトゥイーター

AVIC-CL912Ⅲ-DC
パワードサブウーファー

〈文=ドライバーWeb編集部・兒嶋 写真=佐藤正巳〉

■問い合わせ先
パイオニア
TEL:0120-944-111
https://jpn.pioneer/ja

ドライバーWeb編集部