ドライブをもっと楽しく快適に
Data System R SPECHDMI変換ケーブルAV003価格：3300円
●車載用のHDMIタイプＥ端子から一般的なタイプＡ端子に変換するケーブル（1.5m）とHDMI中継コネクター〈両端がHDMIタイプＡ（オス）〉をパッケージ。HDMI規格：プレミアムハイスピードHDMI2.0、最大解像度：4K／60Hz、伝送帯域：18Gbps
スマホ動画をナビ画面で車内のエンターテインメント空間を構築するのに役立つアイテムとして、データシステムの「HDMI変換ケーブル AV003」を紹介したい。これは最新の純正カーナビやディスプレイオーディオに搭載されているHDMI端子に接続することで、外部機器との接続を容易にするものだ。
HDMI端子には、家庭用テレビと外付けHDDレコーダー、ゲーム機などの接続に用いられなじみのある台形のタイプＡ端子のほか、より小さな端子形状のタイプＣやＤなどがあり、さらに車載用のタイプＥ端子もある。端子形状が異なれば接続できないので、対応する接続ケーブルが必要となる。
AV003は車載用のタイプＥ端子を一般的なタイプＡに変換するケーブルだ。これを使ってスマホなどHDMI出力が可能な機器を接続すれば、さまざまな映像コンテンツを純正カーナビ／ディスプレイオーディオの画面に映すことができる。
今回は、新型プリウス搭載のディスプレイオーディオとiPhoneを接続して試してみた。iPhoneの映像をディスプレイに映し出すにはLightning-digital AVアダプターなどを介してAV003に接続する。これで高画質なデジタル映像が大画面で見られるようになった。
ちなみにAndroidスマホ（USBタイプＣ端子搭載モデル）の場合には、市販のケーブルを用いてAV003と接続。「Alternate Mode」に対応する機種（※）であればスマホの映像を出力可能だ。
使い慣れたスマホで車内でもYouTubeなどの動画コンテンツを楽しめるようなるのだが、純正ナビ／ディスプレイオーディオでは走行中に映像が見られない。
そこで走行中に地デジなどの視聴が可能となるTV-KITの出番だ。付属のスイッチでTV-KITをオンにすることでHDMIソースも走行中に表示可能となり、同乗者が映像コンテンツを存分に楽しめる。オフにすればナビのルート案内も見られる。さらに走行中でも、同乗者が目的地変更や各種設定操作が可能になるなど、ドライブ中の快適性や利便性も高まるのだ。
AV003にはHDMI中継コネクターも付属しており、市販の延長ケーブルで後席用モニターと接続すれば、純正ナビ／ディスプレイオーディオの映像をミラーリング可能となるなど、スマホ接続以外にも活用できるのもポイント。
HDMI変換ケーブル AV003とTV-KITの組み合わせで、クルマ時間がもっと楽しくなる。
※：対応機種はスマホメーカーに確認のこと 
●純正ナビのHDMIタイプＥ入力端子にAV003を接続。タイプＡ側を、iPhoneの場合はアップル純正のLightning-digital AVアダプター（Lightningケーブルが必要）+市販HDMIケーブルを介して接続する
●ディスプレイオーディオのAVソースでHDMIを選択すれば、スマホで撮影した動画や写真、YouTubeなどのストリーミング映像をデジタル画質でくっきり鮮やかに大きな画面でミラーリングできる（著作権により規制がかかっている映像は出力されない場合がある）
HDMI変換ケーブルの適合情報（PDF形式）はこちらで確認
走行中にナビ画面の映像表示を可能にする
TV-KITプリウス用（MXWH60／65型2023年１月〜）TTV437（切り替えタイプ）8インチディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応）、12.3インチディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応）、同plus用
価格：2万7280円
純正ナビで走行中に地デジ放送が視聴できるようなるTV-KIT。走行中にHDMI変換ケーブルを利用したスマホからの映像もミラーリングできるようになる。新型プリウス用のTTV437は、自車位置マークが基本的に追従して進む仕様になったアップデート版だ。
●付属の小型スイッチ操作でTV-KIT機能のオン・オフができる。インジケーターランプで作動状態がひとめで確認できる。純正風スイッチが付属するTTV437-D（ビルトインタイプ）もある
多くの車種に対応するTV-KITの適合情報はこちら
〈文＝ドライバーWeb編集部・兒嶋 写真＝佐藤正巳〉
■問い合わせ先
データシステム
TEL：086-445-1617
https://www.datasystem.co.jp 
