2023/12/19 コラム

【第5回】京商ミニッツで遊べ! 「アクシデントが次々発生!?」【ラジコンマガジン誌より】

ラジコンマガジン誌で過去に掲載していた京商製ミニサイズラジコンカー「ミニッツレーサー」の連載記事を、こちらで再掲載。カメラマンの小見氏が体当たりでミニッツを楽しんでいる様子をお届けします。



第5回「“あこがれの名車”を操りたい!~その2」

無知なままディノのボディを手に入れてワクワクと塗装を終えたものの、LM&ワイドボディのザウバーのシャシーには、ディノのボディは引っ張ろうが叩こうが乗りません。

前号で別のレディセットを購入したところまではお伝えしましたが、完成モデルよりも安価なホワイトボディだけを手に入れるということは、こういう問題も起き得るのだと実感しました。こうなるとホイールベースやトレッド幅は大丈夫なのか?という基本的な心配も出てきました。後になって思い返すと、自分に呆れるばかりです。でも説明書を読むと、ちゃんとホイールベースの設定寸法が記載されていたんですよね。塗装に狂うあまり、全然読んでいませんでした(自爆)。

法典サーキット(※注1)で遊びながらホイールベースの調整をしていると、家主のエージ君はすでに技術的に先を行っており、余ったTバーがあるから付けます?と、カーボン製Tバーを譲ってくれました。何だか純正サスが豪華なサスに変わったようで、期待がふくらみます。

とりあえず86用のホイールで走らせてみると、カーペット路面特有の、タイヤ選択の悩みが(ザウバーでも同様ですが)発生。リヤにラジアル、フロントはスロットルオフ時の巻き込みを抑えるために、一段階硬めのコンパウンドをチョイスしましたが、ステアリングが完全に切れなくて小回りできないという問題も発生。もはや装飾性より走り優先で、ボディの内側を少し削りました。

LMとRMの違いを検証


●左がフリクションプレートを装備したLMマウントのザウバー。右が86から転用したRMマウントのディノ。ホイールベースが違う


●メインシャシー側のビスを2本外し、モーター付きの後輪ユニットを前後に移動することでホイールベースの調整ができる


●サーキットで試走させた直後。モーター位置の違いがよく分かるカット。カーペットの糸くずがてんこ盛りだが、もう楽しくて楽しくて


●タイトコーナーでステアリングを大きく切ると、ボディにタイヤが干渉する。美観に関係なさそうな個所なので、ペーパーで削ることにした

※注1 法典サーキット=筆者の友人・エージ君が自宅の一室に個人で作ったサーキット

〈文と写真=小見哲彦〉
ラジコンマガジン編集部

ラジコンマガジン編集部

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