純正シートでは味わえない快適な着座感とホールド感を実現し、ロングドライブでも疲れにくい環境を構築するブリッド製シート。ここでは軽トラック&バンに最適な2アイテムをフィーチャーする。
商用車にロングラン性能を! キャンプやアウトドアがブームとなっているこのご時勢。遊び道具をたくさん積めて、車両価格や維持費の面でも財布に優しく、おまけに見た目もスタイリッシュな軽トラック&バンを選ぶ人も増えている。しかしこれら車種をふだん使いすると、気になってくるのが快適性だ。
乗用車に比べ基本設計が比較的短距離の使用を目的としていることもあって、これはしかたのないことである。とはいえ、ノーマルシートは多くのモデルで体をサポートする性能が低く、特にロングドライブでは疲労がたまりがち。その改善策として、アフターシートへの交換は有効な方法となる。
日本人の体型に合わせた製品を用意するブリッドでは、キャビンが狭いキャブオーバー車や軽自動車にも無理なく装着できるシートをラインアップ。今回はダイハツ ハイゼットジャンボ(型式S510P)とハイゼットカーゴ&アトレー(型式S700VおよびS710V)に適した2モデルを紹介したい。
トラックなどへの装着も考慮して設計された「ZAOU(ザオウ)」は、ホールド性を重視したバックレスト形状により、ドライバーを包み込むようにサポートしてくれる。シート表皮は汚れを除去しやすいPVCレザーのほか、スウェード調生地&PVCレザーのコンビタイプも用意するのでアウトドアで愛車をガンガン使うユーザーにもお薦めだ。
そしてもうひとつお薦めしたいのが、スポーティなルックスを持つ「DIGO(ディーゴ)Ⅲ LIGHT」。バックレストと座面に採用する高張力ネットにより体を包み込む。特にクッション部は人が座ったときに絶妙に沈み込む設計とすることで、座り心地がいい。
運転時の疲労や腰痛の原因のひとつに、シートのサポート性不足によって無意識のうちに上体を支えようと体に力が入ってしまうことがある。その点、ブリッドの製品ならシートに身を委ねるだけで正しい姿勢をキープでき、これらの問題を解消できる。アームレストやシートヒーター付きモデルも用意し、より快適なドライブを実現してくれる。
商用車を一気にドライブカーへとアップデートしてくれるマストアイテムとして、ブリッドのシートは心強いポテンシャルで応えてくれる。
高いサポート性能だけでなくペダルの操作性の向上にも配慮ZAOUザオウ
価格:14万800円(アームレスト装着可)〜15万7300円(アームレスト装着可、シートヒーター付き[12V専用])
※アームレスト(オプション)は、左右用の設定あり。各1個8250円●適度な硬さの座面と、体を包み込む形状のバックレストを採用。これにより長距離ドライブでも疲れ知らずの快適性を提供してくれる ●足を延ばす乗用車系に対し、踏み下ろす方向でペダルを踏むキャブオーバー車に合わせ、操作をスムーズに行えるよう座面先端を短く設計 ●適度なショルダー&サイドサポートによって、走行中にさまざまな方向から受ける重力や遠心力に対する体の動きをホールド。上体を支える力を緩和できるので疲労も減るというわけだ●バックレストの左右にはオプションで可倒式のアームレストも装着できる。価格は左右用で各1個8250円 シート交換時には専用のシートレールを使用純正シートは座面厚を稼ぐため床面を凹形状にされている。社外シートへの交換では従来型のレールだと着座高が上がるので、パネルの凹みに追い込む特殊形状のレールを開発。価格は2万6400円~。
スリムデザインが見どころのスポーティモデルDIGOⅢ LIGHTディーゴⅢ ライツ
価格:11万5500円(アームレスト装着不可)〜13万8600円(アームレスト装着可、シートヒーター付き[12V専用])
※アームレスト(オプション)は、左右用の設定あり。各1個8250円●現行型のハイゼットカーゴにもすっきりインストール。ショルダーサポートをスリム化した形状により、各ポジションの調整もスムーズにできる ●ハイゼットジャンボへの装着。背が高い軽トラック&バンではカーブでのロールも大きいため、純正シートは体を支える性能がいまひとつ。ディーゴⅢ ライツなら、大型のサイドサポートによりシートに体を委ねるだけで確実にホールドする ●乗降性を高めるためニーサポートは極力低く設計。別売りのシートレールにより純正シートに沿った着座高に設置できる ●ニーサポートと座面は分割デザイン。体重がかかるとクッションが沈み込むため、心地よい着座感が生まれる 〈文=鈴木克也 写真=藤井 修〉
■問い合わせ先
ブリッド
TEL:052-689-2611
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