2021/07/30 カー用品

オフロードサービス・タニグチが提案する、アウトドアギアとしてのジムニー

現行型となりユーザー層や用途、カスタムの手法もこれまでと変わりつつあるジムニー。ここでは創業38年になる老舗ショップのエキスパートに64/74の新しい楽しみ方を実践いただいた。
 
JIMNY_TANIGUCHI


関西でジムニーと言ってまず名前が上がるのが、オフロードサービス・タニグチではないだろうか。
 
先代(現社長のお父上)が1983年にジムニー専門店として創業。当時から今もロングセラーを続けるサイドステップを皮切りにオリジナルパーツを次々とリリース。ジムニーオーナーから長きにわたり支持されている老舗ショップだ。
 
そのオフロードサービス・タニグチも2021年、先代から現代表の谷口 武さんにバトンタッチ。以後、オフロードイメージの強かったパーツラインアップやカスタムに少しずつ変化が見られるようになってきた。
 
じつは武さん、ショップを継ぐまではアウトドアガイドなどを経験。現行64型以降のオーナーの変化や、従来型までとは異なる使い方などをオンタイムで実感。そこには自分が親しんできた「アウトドアとジムニー」という新しいスタイルが生まれていることに気づいたそう。
 
「以前だとジムニーを使ってオフロードや林道などで遊ぶというのがこのクルマのスタイルだったのですが、現行のジムニーになって、今までとは違うタイプのオーナー……例えば女性が増えているのもそうですし、ジムニーで遊ぶのではなく、キャンプやアウトドアで遊ぶためのギアとしてジムニーを使うスタイルに変わってきている感じがします。そういうオーナーの変化や使い方の変化に合わせて、ジムニー用パーツも足まわりやアンダーガードといったハードなものばかりでなく、ギアとしてのジムニーの使い勝手をよくしたり、快適性をアップさせるようなパーツも開発しています」 (谷口)

JIMNY_TANIGUCHI
 
ここで紹介するジムニーは、武さんがアウトドアやソロキャンプに行くのに「こういう使い方もできますよ」と見せてくれたカスタムの一例。
 
ぬれたり汚れた荷物も気にせず荷室に積み込めるラゲッジマットや、ルーフやバックドアを活用する収納方法、途中に悪路があっても目的地にたどり着ける走破性を備えた足まわりなど、ジムニーの移動時の機能性から移動空間としての快適性までをアップさせるアイデアが満載。
 
「今後はジムニー用パーツだけでなく、アウトドアやキャンプ用品の販売も考えています」と武さん。アウトドアファン層にも目を向けることで、より多くの人々にジムニーの魅力を伝えていく予定のオフロードサービス・タニグチに注目だ。
 
 


 
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ツーストップドアオープナー
価格:2万1780円
 
純正のバックドアは一気に開いてしまうこともあり、気をつけていないと駐車場で横のクルマへ当てたり、キャンプ場で木にぶつけたりする可能性も。そんなドアパンチを防止する2段階で開けることができるダンパー。バンパー後端から50㎝と80㎝で止まる設定。
  
 
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ラゲッジマット
価格:1万3200円
 
ラゲッジマットは分割タイプと違って隙間からホコリや水がこぼれることがない1枚もの。セカンドシート使用時は、丸めれば純正の収納ボックスにそのまま収納可能。ラバー素材なので荷物をハードに積み込んでも大丈夫だし、汚れたら丸洗いでき清潔さを保てるので安心。
 
 
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ヘッドレストホルダー運転席側/助手席側
価格:1万1550円/9900円
 
車中泊やたくさんの荷物を積むとき、後席を倒しヘッドレストを外すのだが、外したヘッドレストの収納場所に困る。このホルダーがあればスマートに収納可能。運転席用は助手席のヘッドレストを収納、助手席用は後席のヘッドレスト2個を収納するようになっている。
 
 
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立体ラバーマットフロント JB64・74
価格:7480円
 
車種専用設計でフロアにピッタリとフィット。ラバー素材なので泥や水を気にせず使えるうえ、マットサイドが立ち上がっている立体形状なので、ホコリや砂がこぼれにくい構造。汚れたら丸洗い可能。フロント用、リヤ用があり、フロント用はAT用とMT用を設定。


JIMNY_TANIGUCHI
SOLVE ACE60 サスペンションキット
価格:20万9440円
 
オフロードサービス・タニグチの現行型ジムニー用サスペンションキットが「ソルブエース」。車高は約20mm/40mm/60mmアップの3タイプを設定。デモカーは60mmアップのソルブエース60を装着していた。車高をあまり変えたくないなら「20」、オン/オフともにハイレベルな走りが可能な「40」、「40」より迫力のある見た目とオフの走破性を高めた「60」と好みで選べる。
 
 
JIMNY_TANIGUCHI
マルチマウントバー/マルチマウントブラケット
価格:1万6280円/8580円
 
純正スペアタイヤのスペースにマルチマウントバーとブラケットを装着すれば、デモカーのようにロトパックス製のタンクやトランクケースも装着可能。ロトパックス以外にもオルトリーブの防水パックを付けたりすることもできる、アウトドア向けのマウントだ。
 
 
JIMNY_TANIGUCHI
2段調整サイドステップ ステンレス JB64
価格:2万8600円
 
創業当初からのロングセラー。高さ2段階調整式のサイドステップで、スチールとステンレス製を用意。高さはボディ下端から約5㎝と8㎝に設定可能。ステップ面はメッシュ張りで、靴に付いた泥や雪などをクルマに乗る前に落とせる設計だ。74用も用意。
 
 


JIMNY_TANIGUCHI
オフロードサービス・タニグチ
 
ショップに足を運んだ際は、ぜひデモカーをチェックしてほしい。オリジナルパーツは、ここで紹介しきれないほど豊富。ウェブサイトからオンライン購入もできるのでそちらもぜひ
 
[所在地]
兵庫県姫路市豊富町御蔭1110-2
営業時間●10:00〜19:00
定休日●水曜/第1・2・4・5土曜/第3日曜
 
 
 
〈文=武田真吾 写真=幸田太郎〉
 

■問い合わせ先
タニグチ
TEL:079-264-4455
https://www.ors-taniguchi.co.jp

ドライバーWeb編集部

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