2020/11/02 新車

クラウンが”初物”携え熟成進化。さらに質感を高めた内外装と、トヨタ初採用のドライバー異常時対応システムを加えたトヨタセーフティセンスを搭載

トヨタ自動車は2020年11月2日、「クラウン」の一部改良を実施し、同日よりトヨタ自動車販売店にて発売した。価格は489万9000〜799万3000円。
 
クラウン

今回の一部改良は、グレード体系を整理するとともに、内外装の質感を高めた。さらに先進機能を採用した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載するなど、安全性能を大幅に進化させた。


大画面のT-Connectナビを搭載した新造形のインパネを採用 

もっとも大きな変更を受けたのはインテリアで、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイ採用のT-Connect SDナビゲーションシステムを新たに採用。従来はエアコンのコントロール機能などを集約した上下2段の特徴的なディスプレイ配置だったが、これを改め、情報系を横長の大型ディスプレイで、エアコンは独立して操作するオーソドックスなスタイルとなった。

クラウン 

また、「RSアドバンス」および「RSアドバンス Four」、「G」、「G Four」を本革シート仕様として質感を向上させた。

クラウン 

外観では、「RSアドバンス」と「RSアドバンス Four」専用のスパッタリング塗装を施した18インチアルミホイールを採用するなど、ホイールバリエーションを充実させた。
 
クラウン


 
ボディカラーには、新規開発色のプレシャスホワイトパール、プレシャスメタルと、エモーショナルレッドⅡの3色を新たに採用している。

クラウン
●プレシャスホワイトパール

クラウン
●プレシャスメタル

クラウン
●エモーショナルレッドⅡ
 
 

さらに進化した「トヨタセーフティセンス」を初搭載 

安全面では、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」にトヨタで初採用となる「ドライバー異常時対応システム」を搭載。これは体調が急変するなどドライバーの無操作状態が継続している場合に、徐々に車両を減速させ自車線内に停車。早期の救命救急をサポートする機能だ。
 
また、「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」に、AI技術により前方カーブの大きさを推定し、ステアリングの切り始めで速度抑制を開始する“カーブ速度抑制機能”をトヨタとして初採用している。
 
このほか、歩行者(昼夜)と自転車運転者(昼)を検知して衝突回避または被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」に、交差点右左折時の対向直進車と右左折時の対向方向から横断してきた歩行者を検知可能としたほか、低速時に自車直前の歩行者や自転車運転者、車両を検知して加速を抑制する“低速時加速抑制機能”、緊急時のドライバー回避動作をきっかけに操舵をアシストする“緊急時操舵回避支援機能”を追加して、対応する事故形態を拡大した。
 
加えて、障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏み間違いを検知すると加速を抑制する「プラスサポート」を販売店装着オプションとして設定した。

クラウン


[バリエーション&価格]

〈FR・3.5Lエンジン+モーター・電気式10速CVT〉
Gエグゼクティブ:739万3000円
RSアドバンス:710万7000円
 
〈FR・2.5Lエンジン+モーター・電気式6速CVT〉
RSアドバンス:597万9000円
G:587万9000円
RS:531万9000円
S:520万2000円
RS-B:495万3000円
B:489万9000円
 
〈FR・2Lターボエンジン・8速AT〉
RSアドバンス:575万9000円
RS:509万9000円
 
〈4WD・2.5Lエンジン+モーター・電気式6速CVT〉
Gエグゼクティブ Four:651万3000円
RSアドバンス Four:619万9000円
G Four:609万9000円
RS Four:553万9000円
S Four:542万2000円
RS-B Four:517万3000円
B Four:511万9000円
 
 
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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