2020/09/10 新車

【モデルチェンジ級の変更!?】メルセデス・ベンツ Eクラスがマイナーチェンジ。最新技術満載で769万円から

メルセデス・ベンツのミドルセダン「Eクラス」がビッグマイナーチェンジを行い、2020年9月10日に発表され同日より受注を開始した。同月内から納車を開始する予定。価格は769万円から。

Eクラス
●E200 スポーツ


本国ではすでに発売されている新型のEクラスが、日本にも上陸した。まず外装のデザインでは、フロントマスクとリヤコンビネーションランプが大きく変わっている。フロントグリルは、逆台形だったマイチェン前とは真逆の末広がりな台形へと変わり、ヘッドライトは薄型化。リヤのコンビランプも薄型化し、外側に向けて縦幅が広がっていく横長の三角形状へと変更。AクラスやほかのSUVシリーズにも見られる、最新メルセデスデザインへと進化した。加えて、E450 エクスクルーシブとE220d オールテレイン以外のグレードには、AMGラインのエクステリアパッケージを標準装着している。

Eクラス
●E200 スポーツ
Eクラス
●E220d スポーツ ステーションワゴン


インテリアではステアリングホイールに、このEクラスから始まる最新デザインを採用した。センターのホーンパッドはさらに小型化し、スポーク部も形状を変更。インフォテインメントシステム「MBUX」の進化に合わせ、スポーク部のスイッチ類もアップデートされている。

Eクラス
●E200 スポーツ
Eクラス
●E200 スポーツ

そのMBUXも最新版が投入される。今度のMBUXはボイスのほかにジェスチャーコントロールにも対応。例えばVサインをするとアンビエントライトの設定画面へ飛んだりなど、手の動きによって操作の指示ができるようになった。

Eクラス
●E200 スポーツ

Eクラス
●E200 スポーツ ステーションワゴンのラゲッジルーム


パワーユニットのラインアップにも変更がある。まず6気筒モデルはすべて直6へと変わり、以前まであったV6は廃止されている。だが、ラインアップの中心は4気筒エンジンだ。1.5L、2Lのガソリンターボ、2Lのディーゼルターボを揃え、2Lエンジンにはプラグインハイブリッドも用意される。3L直6エンジンはE450と、AMGモデルのE53へ搭載。パワーとトルクこそ両者で違うが、マイルドハイブリッドのISGシステムと電動スーパーチャージャーを組み込むことは変わらない。そして最上級に位置するAMGモデルのE63 Sには、4LのV8ツインターボが与えられている。

Eクラス
●E450 4マチック エクスクルーシブの直6エンジン

先進運転支援システム(ADAS)も最新のものにアップデートされた。渋滞中の自動停止後30秒以内なら再発進も自動で行う、アクティブディスタンスアシスタント・ディストロニックが備わる。また、停車時にドアを開ける際、後方からの障害物接近をサイドミラーへ表示し知らせてくれる機能も新採用している。

Eクラス
●E450 4マチック エクスクルーシブ

現時点での最新技術をすべて盛り込んだ新型Eクラス。今のところセダンとステーションワゴン(オールテレイン含む)のみの変更で、クーペとカブリオレのマイナーチェンジは発表されていない。

Eクラス
●E350e スポーツ


◆バリエーションと価格
Eクラス


<写真=メルセデス・ベンツ>


ドライバーWeb編集部

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