2019/09/05 カー用品

ついに10型大画面に!パナソニックのカーナビ「Strada」が2019年秋モデルを発売。

パナソニック オートモーティブ社は、カーナビゲーション「Strada(ストラーダ)」の2019年秋モデル9機種を発表した。発売はいずれも2019年11月上旬。価格はオープン。 
今回の新製品のトピックは、ついに10V型の大画面となったフラッグシップモデルの進化だ。フローティング構造の採用で、2DINサイズのオーディオスペースに取り付けられるハイエンドカーナビ「CN-F1X」シリーズは、車種専用の取り付けキットなどが必要なく、多くの車種に取り付けが可能なことで2016年の登場以来、高い人気を誇っていた。

10V型大画面に進化!400車種以上に装着可能

今回新たに10V型を採用したモデルは「F1X PREMIUM10」の愛称が与えられた。これにはブルーレイ搭載モデル「CN-F1X10BD」とDVDモデル「CN-F1X10D」の2機種を用意する。画面サイズが1インチアップしたのだが、ディスプレイの外形寸法は従来型同等だ。10V型の大画面を収めるために液晶画面を囲む縁の幅が狭められた。そして左右のラウンド形状がややスクエアなデザインになっている。画面が大きくなったのに、ディスプレイ部の外寸が変わらないことから、10V型でありながら装着可能車種は400車種以上に対応する。
●CN-F1X10BD
 もちろん従来同様に、ディスプレイ部は上下スライドや前後チルト、奥行き調整(取り付け時のみ)に加え、左右各12度のスイング機構を搭載。ハザードスイッチやシフトレバーなどを避けて装着でき、ドライバーの好みに合わせた角度に調整可能だ。操作ボタンも進化。ボタンをディスプレイ上部のセンターに配置し、「AUDIO」、「MENU」、「MAP」のメインキーの右側はナビ操作系、左側にオーディオ操作系を配置し、直感的な操作ができるようになった。さらに一番右側にはよく使う機能を割り当てられるボタンを追加している。操作ボタンは画面上にも表示できるから目で確認しながらの操作も可能だ。
●ディスプレイ上面のハードキーはセンターに独立配置。押し間違いを防ぐ工夫もなされる
 液晶画面の大型化で懸念される重量増は、マグネシウム合金のプレス材をボディに採用することで抑えている。強度と軽量化だけでなく、電着塗装&ヘアライン処理によって見た目にも硬質感があり、ハイグレードな印象を醸し出している。
●ディスプレイ背面はマグネシウム合金のプレス材を使用し、高剛性・軽量化を図る。金属の質感を強調するヘアライン仕上げ
 また、10V型の液晶画面には高精細なHD画質を実現する「HDブリリアントブラックビジョン」を新たに採用。高解像度のHDパネルと広視野角、高輝度のIPS液晶の採用に加えて、ディスプレイ表面の低反射(AGAR)フィルムや空気層をなくしたエアレス構造の採用により、外光の反射や液晶光の内部反射などによる映り込みを抑制。表示解像度を従来比で2.4倍に向上させた。これらによりブルーレイ(搭載モデルはCN-F1X10BD)や地上波デジタル放送(フルセグ)を大迫力かつ高精細に楽しめるのだ。ちなみにHD画質の液晶画面やLEDバックライトは専用設計品というこだわりだ。
●ブルーレイの映像を美しく見られる「HDブリリアントブラックビジョン」を新たに搭載
加えて、新設計の専用パワーアンプの搭載により、ゆがみ率を従来比で約2.5倍、チャンネルセパレーションを約2倍改善した。これにより低音域にしまりが出てクリアに聞こえ、音の広がりや音像定位が向上。さらなる高音質化を実現した。FLAC/WAVフォーマットのハイレゾ音源やブルーレイオーディオ再生に対応するほか、CDなどの音源を高音質化して再生する機能や音のプロのチューニングが楽しめる「音の匠」も搭載している。 

●9V型画面の「CN-F1D9D」

9V型DVDモデルが左右スイング機構を搭載

このほか、DYNABIGスイングディスプレイ搭載の新製品には、9V型の「CN-F1D9D」もラインアップする。こちらは、従来のDVDモデル「CN-F1DVD」のアップグレード版という位置づけ。9V型WVGAのディスプレイは従来型を踏襲しながら、新たに左右スイング機能を搭載した。 

●前後2カメラタイプのドライブレコーダー「CA-DR03TD」

前後2カメラドライブレコーダーに連携

今回の新製品と同時発表された前後2カメラタイプのドライブレコーダー「CA-DR03TD」(別売り)と連携が可能(2019年秋モデル全機種が対応)。カーナビ画面で記録された映像を再生し確認できるほか、各種操作も可能だ。車体の前後を同時に録画できるだけでなく、走行中に後方の映像を確認できる機能や、バック時にはリバース連動による後方確認の補助として活用できる機能も備える。 


みやすくわかりやすい地図画面とルート案内

ナビゲーションの機能としては、ゼンリンの最新地図データを採用することで、見やすさとわかりやすさを追求。実際の案内表示と同じデザインの案内表示や、ルート案内でで重要な分岐点をアイコンで強調してわかりやすくルート案内する。GPSによる位置情報に加え、準天頂衛星みちびきが補完。道路の標高情報を活用したアルゴリズムにより正確な案内を実現する。
スマートフォンで探した目的地をカーナビに転送できるアプリ「NaviCon」やAndroid Auto、カーナビと対話しながら目的地設定目的地設定できる音声認識機能にも対応する。地図更新に関しては、ウェブでの無料ダウンロード地図更新が最大3年分付き(2022年12月10日〈予定〉まで)となる。全地図更新データは3年間で1回のみ更新可能で、部分更新地図データ(CN-F1X10BD/F1X10Dのみ)は最大3年間で年6回配信される。 

「安全・安心運転サポート機能」など運転支援機能が充実

このほか、ストラーダシリーズで好評の「安全・安心運転サポート機能」ももちろん搭載している。見落としがちな道路標識情報を事前に音声と画面表示で知らせ、不慣れな道などでのドライブをサポート。生活道路区域などにある「ゾーン30」は、色分けにより表示するほか、エリア内で速度を超過すると警告する。
●「安全・安心運転サポート機能」を強化
 高速道路や有料道路での逆走を検知・警告する機能は、新たに都市高速道路に対応したほか、サービスエリア/パーキングエリア入り口部など逆走の起こりやすい箇所に対応するなど、逆走検知箇所を増やした。
●逆走を検知するとアイコンと音声により警告。検知箇所を拡大した
 高度化光ビーコンの情報を活用した「信号情報活用運転支援システム」に対応。高度化光ビーコン対応の対応のETC2.0車載器「CY-ET2500VD」をオプション装着すれば、青信号通過を知らせる「信号通過支援」や、早めの減速を促す「赤信号減速支援」、赤信号から青信号への残り時間を知らせる「発進遅れ防止支援」など、スムーズな走行をサポートする機能を利用できる。
●高度化光ビーコンからの情報を受信すると、画面脇(左上)にアイコンを表示
 
●「F1X PREMIUM10」ハイエースへの装着イメージ

●「F1X PREMIUM10」フリードへの装着イメージ

●「F1X PREMIUM10」Nボックスへの装着イメージ

●「F1X PREMIUM10」C-HRへの装着イメージ
「CN-F1X10BD」の予想実勢価格は20万9000円前後、「CN-F1X10D」は18万7000円前後、「CN-F1X9D」は12万1000円前後。いずれも税込み(10%)。 「CN-F1X10BD」の詳しい情報はこちら「CN-F1X10D」の詳しい情報はこちら「CN-F1X9D」の詳しい情報はこちら 

●CN-RX06WD

●CN-RX06D

 ブルーレイ再生対応の7V型モデルが進化。さらに美しい映像が見られる

「CN-RX06WD」、「CN-RX06D」は、7V型ディスプレイを搭載するAV一体型カーナビのハイスペックモデル。製品サイズが横200mmのワイド設計が「CN-RX06WD」、2DINサイズが「CN-RX06D」だ。両モデルとも、市販カーナビではパナソニックだけが採用するブルーレイプレーヤーを搭載する。「RX」の2019年秋モデルではモニターが進化。従来比でモニターの輝度を1.3倍、コントラストを1.5倍に高めた。これによりさらに明るく美しいブルーレイ映像が楽しめるようになった。このほか、前後2カメラドライブレコーダー(CA-DR03TD〈別売り〉)との連携により、安全・安心運転を支援。走行中やバック時にカーナビ画面で後方映像を確認できるなど、あおり運転対策にも備えられる。また、新たに都市高速道路の逆走検知機能への対応や、交通事故防止対策のカラー舗装や東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて変更された標識情報をリアルに反映する新地図を搭載するなど、カーナビとしてのわかりやすさや使いやすさもブラッシュアップした。地図更新は最大3年分付き(2022年12月10日まで〈予定〉)で、期間内で1回、全地図交換が無料ででき、年6回配信される部分更新地図データの利用も可能だ。「CN-RX06WD」と「CN-RX06D」の予想実勢価格は12万1000円前後。 「CN-RX06WD/D」の詳しい情報はこちら 

●CN-RA06WD(カー用品店向け)

●CN-RA06D(カー用品店向け)

●CN-RE06WD(特定販路向け)

●CN-RE06D(特定販路向け)

スタンダードな7V型モデルもアップデート

ユーザーニーズの高いナビ・AV機能などのカーナビとして基本機能を備え、コストを抑えたスタンダードモデルとして、製品サイズが横200mmのワイド設計の「CN-RA06WD(カー用品店向け)」、「CN-RE06WD(特定販路向け)」と、一般的な2DINサイズが「CN-RA06D(カー用品店向け)」、「CN-RE06D(特定販路向け)」の4機種を用意する。スタンダードモデルながら、「VICS WIDE」情報による「スイテルート案内」機能への対応やBluetoothオーディオ、8倍速CD録音など充実した基本機能を搭載。2019年秋モデルは上位機種「RX」同様にモニターが進化。従来比でモニターの輝度を1.3倍、コントラストを1.5倍に高めてモニターの視認性を向上させた。新地図の採用により、交通事故防止対策のカラー舗装や東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて変更された標識情報をリアルに反映。見やすくわかりやすいルート案内を実現する。カー用品店向けの「CN-RA06WD」と「CN-RA06D」の予想実勢価格は8万8000円前後、特定販路向けの「CN-RE05WD」と「CN-RE05D」の予想実勢価格は7万7000円前後。 「CN-RA06WD/D」、「CN-RE06WD/D」の詳しい情報はこちら 
<問い合わせ>パナソニックTEL:0120-50-8729https://panasonic.jp/  

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