2019/04/16 カー用品

小林可夢偉も驚きの美しい画面。楽ナビがサイバーナビを超えた!?

パイオニアは2019年4月15日、カーナビゲーション「楽ナビ」の2019年夏モデルやドライブレコーダーなどカロッツェリア新製品を東京・千代田区のイベントホールで発表した。そのなかで、注目となるのはなんといってもフルモデルチェンジされた「楽ナビ」だ。1998年の初代モデル発売以来、見やすさや使いやすさにこだわり、それが高評価につながった。新型が登場するたびにブラッシュアップを続けてきたのだが、2019年夏モデルはさらなる進化を遂げた。それはカロッツェリアのフラッグシップカーナビである「サイバーナビ」を超えるほどのものだ。ラインアップは、上位機種として8インチ画面の「AVIC-RL910」(価格はオープン。実勢価格は12万4200円前後)、200mmワイド画面の「AVIC-RW910(同10万2600円前後)」、2DINサイズの「AVIC-RZ910(同10万2600円前後)」の3タイプの画面を設定。スタンダードモデルに8インチ画面「AVIC-RL710(同10万2600円前後)」、200mmワイド画面「AVIC-RW710(同8万1000円前後)」、2DINサイズ「AVIC-RZ710(同8万1000円前後)」を用意し、全6機種での展開となる。 

サイバーナビを超えた高精細画面


●2019年夏モデル(上)は従来モデル(下)に比べ高精細で美しい画面であることがわかる。新採用のHDパネルに合わせ、文字や表示アイコンも新たに製作された
まず、注目するのはモニターの進化だ。上位機種である「サイバーナビ」をもしのぐ高画質モニターを搭載した。クラス初となる従来比約2.4倍の276万4800万画素の高解像度「HDパネル」を採用。また、従来比約70倍の色調表現(1677万色)に対応するとともに、映像伝送経路をフルデジタル化することで、美しく高精細な地図表示や、映像表現を実現する。さらに、黒色再現性に優れる「Normally Black方式」の採用や、高等化率の静電容量式タッチパネル、高輝度LEDバックライト、そして広視野角のIPS方式により上下左右どこから見ても高精細な画面をきれいに見られるのだ。 
●拡大するとさらに違いがわかる。自車位置表示のギザギザ感がなくなり、文字も滑らかに表示されている
このハードウエアの進化に伴って、表示されるもの全てを刷新。地図のデータデザインを新たに作成している。ジャギーのない地図表示や、滑らかではっきりと見える文字・アイコンを表示。DVDやフルセグの映像も、従来とは比べものにならないくらいクリアで鮮やかに映し出す。 

楽ナビの真骨頂”使いやすさ”も進化


●新たに採用した「ターゲットインターフェース」。好みのインターフェースを選べる
また「楽ナビ」ならではの使いやすさを追求したインターフェースもさらに進化。新たにドライバーの好みに合わせて表示モードを「おすすめモード」と「カンタンモード」から選択できる「ターゲットインターフェース」を採用した。 
●「おすすめモード」
「おすすめモード」は、フリック/ドラッグ操作に対応した「HOME」メニューを採用。よく使う検索機能をHOMEメニューに配置する「ショートカット機能」や、今使えるAVソースを選択できる「アクティブセレクター」を表示。デザイン性と操作性を両立し、さらにユーザーが表示項目のカスタマイズも可能など、今までとは違った新たな価値を創出した。 
●「カンタンモード」
対して「カンタンモード」は、タッチ操作のみのHOMEメニューを採用。やりたいことをシンプルにまとめたメニューボタンからアクセスすることで、ナビ初心者でも直感的に操作できるようにした。さらに地図表示や交差点拡大図、ガイド音声を大きく、わかりやすくするなど「楽ナビ」ならではの優れた視認性やシンプルな操作感にこだわっている。 

高い自車位置精度やスムーズなルート案内を実現

ナビの機能面では、地図の表示画面内に配置されるモード切り替えボタンなどを、よりわかりやすく最適配置。車両の挙動を高精細にセンシングする「6軸3Dハイブリッドセンサー」の採用や、GPS、みちびき、グロナス、SBASに対応するなど高い自車位置精度を実現している。さらにパイオニア独自のプローブ情報を活用した「スマートループ渋滞情報」に対応。「渋滞予測データ」を搭載することで目的地までスマートに到着できるルート検索が可能となっている。このほか、地図上の各種ロゴマークに、施設の駐車場の有無や営業中/閉店中などの情報をリアルタイムに表示する「スマートロゴマーク」を搭載。全国の高速/有料道路への進入や、サービスエリア/パーキングエリアから出発する際に音声と画面表示で注意喚起し、逆走を未然に防ぐ「逆走注意案内」、高速道路や一般国道などで制限速度を表示する「最高速度表示」も搭載した。 

地図データは2019年春の最新版

また、地図データは最新の2019年春のデータを搭載。2019年3月17日に開通した、新東名高速道路(厚木南IC〜伊勢原JCT)、新名神高速道路(新四日市JCT〜亀山西JCT)など新規開通道路も収録する。 

楽ナビ史上最高!! エンタメ性能にもこだわる

エンターテインメント機能は、DVDやCD、Bluetooth Audio、SDメモリーカード、USBメモリー、iPhone/iPad、HDMI機器など多彩なメディアやデバイスに対応。映像はフルHD解像度、音楽はハイレゾ音源(ダウンサンプリング再生)に対応する。AV機能を支えるハードウエアにもこだわっている。パイオニアのカーナビ初となる「6葬式AV基板」をはじめ、GNDノイズの流入防止を徹底した回路設計、そして数多くの高音質パーツを搭載。背面パネルには「T字スリット」を施し、シャシーの振動を抑制するなど、楽ナビ史上最高の音質を実現したという。また、車種ごとに最適な音響チューニングを施して理想的な音響空間を実現する「車種専用エキスパートチューニングSD(楽ナビ用・別売り)」に対応。「カロッツェリア推奨スピーカーシステム」と「純正スピーカーシステム」、「運転席重視」、「全席重視」に切り替えられれ、好みの音場を作り出せる。 

地図データ無料更新対応。期間限定で延長キャンペーンも

2019年夏モデルは、道路データ/地点情報データなどを無料でバージョンアップ可能。ハイエンドモデルの「910」シリーズは最大3年分(年2回配信)、「710」シリーズは最大1年分(年2回配信)付きで、「910」シリーズは2019年9月30日までに購入し、MapFanスマートメンバーズへ新規入会することで、無料地図更新が3年から4年(2023年4月末まで)に延長されるキャンペーンを実施中だ。キャンペーンの詳細はこちら 

きれいで見やすい画面に、小林可夢偉選手も驚いた


●レーシングドライバーの小林可夢偉選手も画面のきれいさを絶賛
発表会ではレーシングドライバーの小林可夢偉選手のトークショーも行われた。小林可夢偉選手はパイオニアがスポンサードするKCMGのマシンでスーパーフォーミュラに参戦している。トークショーでは、「見たら驚くと思います」と高精細な画面表示について感想を述べた。(この時点で報道陣は新製品の画面を見ておらず、プレゼンテーションのスクリーン上で見たまでだった)続いて、「暗いところで見ても目に優しい。夜に移動中に画面を見ても目が疲れないと思います」と続け、さらに新東名・新名神高速道路の新開通区間も収録する最新地図データにも触れ、「自分のはまだアップデートしていないから、看板で新しい区間ができてるのを知った」と自身のエピソードを語った。最後に「大きな画面でしっかりと見られることは安全に運転できる」と楽ナビなど据え付け型カーナビの有用性をアピールした。 

カロッツェリア新商品発表会は大阪と名古屋でも開催

一般向けの「2019夏 カロッツェリア新商品発表会」は2019年4月23日(火)に大阪、5月7日(火)でも開催される。一挙に発表された新製品をいち早く見られるだけでなく、音響なども確認できるデモカーもあるので気になる人は会場に足を運んでみてはいかがだろう。〈2019夏 カロッツェリア新商品発表会概要〉■大阪2019年4月23日(火)18:30〜20:30(最終受け付け20:00)会場:梅田スカイビル3F ステラホール■名古屋2019年5月7日(火)18:30〜20:30(最終受け付け20:00)会場:Zepp名古屋   「楽ナビ」の詳しい情報はこちら *製品仕様・価格(税込み)などは掲載時のもの
<問い合わせ>パイオニアTEL:0120-944-111https://jpn.pioneer/ja/  https://driver-web.jp/articles/detail/16124/

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