2018/11/29 ニュース

C2コルベット風のミツオカ ロックスター。小さなヘッドライトには理由があった!

 

今すぐ注文しても納車は2年後以降

ミツオカから創業50周年を記念した、特別限定車「ロックスター」が発表された。2018年11月29日に発表、12月1日より一般受付を開始する。生産台数は200台を予定している。価格は469万8000~518万4000円。
●純粋にカッコイイと思えるプロポーション。ロードスターとのボディの共通点はキャビン部分のみで、前後は完全なオリジナルだ
一般受付としたのは、10月より既存のミツオカユーザーに向けて先行予約を受け付けていたからだ。2019年中に納車予定の先行予約50台はすでに完売。一般受付は残り150台分となり、2020年に75台、2021年に75台の出荷を予定している。
●青木デザイナーも好きだというリヤビュー。オーバーハングが延長され、伸びやかなフォルムを実現した。オフホワイトのソフトトップと、ロサンゼルスブルーのボディとの組み合わせが絶妙だ

●ロックスターのフロントビュー。補助灯にようにも見える小さなライトが、じつはヘッドライト

●リヤだけではなく、フロントのオーバーハングも延長され、ロングノーズ感が強調される。エンジンフードのスリットはダミーだ

●フロントのエンブレムは、例に漏れず七宝焼き
ベースは、ヒミコと同じくマツダのND型現行ロードスター。ソフトトップ車のみで、RF仕様はない。グレードはロードスターと同じグレード名を用いた、SとS スペシャルパッケージの2種類。エンジンは1.5Lのみで、トランスミッションは6速のATとMTどちらも選択できる。
●エンジンルームもそのままNDロードスターだが、注目は手前の部分。左右のビス留めされた部分は、ヘッドライトのメンテナンスホールだ
外装は、ミツオカのFRP加工技術を生かしたオリジナルボディを採用。Aピラーから前と、ドアから後ろはすべて作り変えられていて、エッジの効いたフロントノーズの先端や前後のフェンダー上部の特徴的なデザインが目を引く。程よく延長された前後のオーバーハングは、伸びやかなフォルムを実現した。
●15インチにサイズダウンした、オプションのヴィンテージタイヤ&ホイールのセット。ホイールはWORK製の専用設計

●フロントフェンダー下部には、エアアウトレットが設けられている

●ボディサイドにもメッキ処理されたスリット入りのアンダーパネルが奢られる

●リヤのエンブレムは、トランクフードに備わる

●ラゲッジルームの容量は、NDロードスターとほぼ変わりなし。手前のビス留めされた部分は、テールランプのメンテナンスホール用

●リヤの中央にはミツオカ50周年記念のエンブレムが付く

●トランクフードの右端には「RockStar」の文字
インテリアに関しては、基本的なデザインがNDロードスターと共通。しかし、専用デザインのシートやボディ同色の加飾パネルなどによって、明確に違うキャラクターを主張している。
●インテリアはベース車のNDロードスターに準じているが、ボディ同色の加飾が随所に見られる。もちろんロックスターのオリジナルアレンジだ

●センターに入るストライプとステッチのカラーは、ボディカラー同様6色用意されている

●シートのヘッドレスト部分には、ミツオカのマークが刺繍される
 

ヘッドライトでデザインを主張したくなかった

発表会場にはデザイナーの青木孝憲氏も来ていたので、話を伺うことができた。気になったのはヘッドライトの小ささだ。個人的にはサメみたいで可愛いと思っていたのだが、この大きさには理由があると青木氏は語った。
●デザイナーの青木孝憲氏。ヘッドライトを限りなく小さくした理由などこだわりの部分を語ってくれた
「ヘッドライトって、必ず目を引くパーツなのです。ロックスターのスタイリングは、エッジの効いたフェンダーの造形や、フロントフードのデザインがハイライト。ですのでヘッドライトは控えめに、主張しないようにしたかったんです」すべてはこのデザインを生かすため。だから灯火類はなるべく目立たなくしたかったのだ。バンパーに埋め込まれたウインカーも同じ理由からだ。「このボディデザインで、流行りのとんがった吊り目のヘッドライトを入れたらおかしいですしね」
●ボディのサイズにしては小さめに見えるヘッドライト。LEDユニットを用い、控えめな大きさながら十分な光量を実現している

●ウインカーの処理には驚いた。アイアン風バンパーの先端に埋め込まれていて、見事に隠れている。点灯しなければわからない

●テールランプはLED式の丸型4灯
その名のとおり、音楽のロックスターが名前の由来だというミツオカ ロックスター。C2コルベットに似ているそのスタイリングから、ミツオカの既存オーナーだけでなく、BUBU(ミツオカの北米車輸入部門)の顧客からの関心も異常なほど高いらしい。見るだけで華やかな気分にさせてくれる、国産スポーツカーがまた1台登場した。 <文&写真=本誌・青山>↓動画では内外装をグルっと1周見られます!↓


モデルラインアップS スペシャルパッケージ(6速AT)    518万4000円S スペシャルパッケージ(6速MT)    498万4200円S(6速MT)     469万8000円
■ロックスター S スペシャルパッケージ(FR・6速AT) 主要諸元 【寸法mm・重量kg】 全長×全幅×全高:4345×1770×1235 ホイールベース:2310 車両重量:1140乗車定員:2人 【エンジン・性能】型式:P5-VPR[RS] 種類:直4DOHC 総排気量:1496cc ボア×ストローク:74.5mm×85.8mm 圧縮比:13.0 最高出力:97kW(132ps)/7000rpm 最大トルク:152Nm(15.5kgm)/4500rpm 使用燃料・タンク容量:プレミアム・40L WLTCモード燃費:ーkm/L 最小回転半径:4.7m 【諸装置】サスペンション:前ダブルウイッシュボーン/後マルチリンク ブレーキ:前Vディスク/後ディスク タイヤ:前後195/50R16 【価格】518万4000円
詳細はコチラ↓ミツオカ オフィシャルサイト https://driver-web.jp/articles/detail/4969/https://driver-web.jp/articles/detail/10395/ 

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