2018/06/09 コラム

ポルシェ初のEVスポーツカーの車名が「タイカン(Taycan)」に決定! その意味とは?


2019年から生産が開始されるこれまで、ミッションEと呼ばれてきたポルシェ初のEVスポーツカーの正式名称が、「タイカン(Taycan)」に決定した。この名称は、1952年以来、ポルシェ クレスト(エンブレム)の中心にある跳ね馬のイメージに基づいており、「生気あふれる若馬」を意味するという。ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメは、「ポルシェの新しい電動スポーツカーはパワフルで高い信頼性を備えます。長距離を確実に走行することが可能で、まさに自由を象徴するクルマです」と語っている。この名称は、「ポルシェ スポーツカー70周年」のセレモニーの一環として発表された。
その加速力はGT-Rを超え、航続距離500km以上!440kW(600ps)を超えるシステム最高出力を発生する2基の永久磁石シンクロナス・モーター(PSM)を搭載し、0→100km/h加速タイムは3秒5以下。これは、driver誌のフルテスト史上、もっとも速い日産GT-R(2008年にテスト)の0→100km/h加速タイム3秒83を超えるタイムだ。また、0→200km/h加速タイムは12秒を下回るとんでもない加速力。こうしたパフォーマンスを、EVとしては前例のない連続的な加速にも耐えられるとしている。航続距離は500km以上(新欧州サイクル)に及ぶ。テスラが昨年発表したEVスポーツ「ロードスター」は、0→60マイル(約96km/h)は1秒9と公表、航続距離はなんと1000km! 加速力など単純なスペックはテスラに軍配が上がりそうだが、いつから生産が始まるか不透明……。EVスポーツ対決、ぜひとも実現してほしいものである。

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