2023/04/14 コラム

愛車の春支度をしよう。スタッドレスタイヤ、スノーワイパー……冬装備の上手なしまい方

いよいよ冬タイヤから夏タイヤへの交換時期だ

春です! 例年、春の大雪もありますが、そろそろスタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換の時期ですね。
 
加えてワイパーを冬用のスノーブレードに換えていた人はスタンダードのものに戻し、ウオッシャー液も凍結対策で濃いめにしていた場合は、水を加えて薄めましょう。
 
 
交換したスノーブレードを次回も使える保管テクニック
 
MAINTENANCE
スノーブレードも毎年、まめに交換し続ければ数シーズン使えます。価格もけっこう高いですからね。
 
外して保管する際には、左右(装着していた位置)がわかるように箱(購入時のパッケージなど)に記しておいた方がいいです。
 
なぜかというと、ゴムのガラスとの接触面に多少の癖がついているので、使用していた側と逆にすると拭きムラが出る可能性があるためです。(多くのクルマは運転席と助手席で長さが違うので左右はわかりやすいですが念のため)
 
MAINTENANCE

また、外したワイパーブレードはよく乾かしてしまわないと、ゴムの隙間に入っている金属製の細い板がサビることが多いです。ステンレス製でもウオッシャー液などの影響もあってか酸化被膜が剥がれるようで少なからずサビます。

MAINTENANCE


スタッドレスタイヤの“持ち”が変わる、保管方法
 
MAINTENANCE

そしてスタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換です。

①装着位置がわかるように印を付ける

まずは、外す前にタイヤのついていた位置を記しておくと次シーズン以降、摩耗バランスを取りながらローテーションができるので便利です。
 
MAINTENANCE
 
②溝に挟まる小石などを取り除く

スタッドレスタイヤはサイプ(細かい溝)が多いせいもあり、その隙間に小さな石がたくさん入り込んでいます。あまり神経質になる必要はないですが、大きなものはロードノイズの原因やゴムの変形につながるので、ほじくり出しておきましょう。
 
MAINTENANCE

③汚れを洗い流す

また外して保管する前にはサイドウォールなどについた泥は劣化の原因になるので軽く洗っておくのも大切です。

MAINTENANCE

④日ざしと湿気を避けて保管する

タイヤは直射日光と湿気によって劣化が早まるともいわれていますので、それらを避けた保管をします。
 
オイラは家の横に立てて置いていますが、土の地面の上にビニールシートを張り、湿気を防止。その上にスノコを置いて転がらないように位置決めをしたうえ、タイヤカバーで覆い紫外線を避けています。
 
MAINTENANCE

次年以降もいいコンディションのタイヤを使うためには予防策も大切なのです。
 
ちなみに夏タイヤに戻しているときに、前後タイヤで摩耗の度合いがけっこう違うことに気が付きました。ティグアンは4WDで全輪に駆動がかかっているとはいえ、4WD独特の後ろから押し出す力が強いために、ステアリングを切るフロントタイヤには大きな負荷がかかるため、その分減りも早いのです。
 
ティグアンのオドメーターは現在3万8000kmほどで、夏タイヤの時に一度もタイヤのローテーションをしてないので、今回は、単純に前後タイヤを入れ替えて装着しました。
 
MAINTENANCE


⑤交換後には空気圧チェックを忘れずに!!
 
タイヤ交換後、エアチェックを忘れずにしてください。冬の間の4カ月程度の保管でだいぶ空気は抜けますのでこれはマストです。
 
MAINTENANCE
 
また少し走ったらホイールナットに緩みがないかをチェックします。必要に応じて増し締めをすると安心です。
 
MAINTENANCE

さあ、春の行楽シーズン、シャキッとした手応えの夏タイヤで軽快に走りましょう。
 
MAINTENANCE
 
〈文と写真=三好秀昌〉

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING