2022/08/18 カー用品

オフロードサービス・タニグチのジムニー/ジムニーシエラカスタムは、ハードユース対応の本格OFF装備が魅力

ジムニーを知り尽くすプロショップとして、地元・兵庫のみならず全国に根強いファンを持つタニグチ。本格的な競技用から日常ユース向けまであらゆるニーズに応え続けて2022年に40周年を迎える。信頼と実績を重ねたパーツ群は必見だ。
 
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期待に応える老舗の矜持
 
代を問わず、ジムニーをカスタムする際に必ずと言っていいほど名前のあがるブランドが、オフロードサービス・タニグチだ。本格的なクロカン競技シーンから日常ユースまで、パーツラインアップは多種多様! ジムニーのスペシャリストとして積み重ねたノウハウが、すべての製品に盛り込まれている。
 
同社の現行JB64/74用パーツはすでに多数リリースされているが、このほど要望の多かったスチール製前後バンパーが登場。クロカン競技では土手にヒットさせてしまうこともあるパーツだけに、強固にマウントされた堅牢なスチール製バンパーが求められていた。
 
デザインは、先にリリースされたFRP製バンパーのイメージを踏襲しながらメイン部分に2本のスチール製チューブを採用。純正フォグランプが流用できる「ダブルフロントバンパー」と、ルーフへアクセスするためのステップ代わりにもなる「ダブルリアバンパー」を用意する。
 
今回のスチール製バンパーの開発にあたって話題に上がったのが、同社創業40周年を記念するサプライズ要素。いろいろ考え、悩んだ末に出した答えがこの2つだった。JA 11型(2代目)ジムニーで人気を博した「オフロードフロントバンパー」を復刻し、現行ジムニー用として追加したというわけだ。
 
まさに“鉄パイプ”で造形されるフロントバンパーは、ジムニーの無骨さをアピールするには最強のアイテム。クロカン競技をしない人でも、レトロ感やアウトドアテイストを高める注目のパーツといえる。
 
車検への対応が気になるが、その点も基本的には問題なし。バンパー奥に車体のプレス部分が露出することを問題視する一部の地域に向けて、その部分を覆う「フロントエプロン」も用意する。追ってウレタン樹脂製のリヤ側エプロンもリリースされる予定なので、よりスタイリッシュなフォルムを求める人は、バンパーとセットで装着するのがお薦めだ。
 
タニグチ製のショートタイプバンパーに換えたいけれど、競技では使わないからスチール製ほどの強度はいらない。そんな人には前述のFRP製がいい。開口面積を拡げて冷却効率を高める「FRPフロントグリル」とのデザインバランスもよく、スポーティなルックスを求めるユーザーには最適だ。薄型なので、大径タイヤを装着したときのクリアランスもバッチリ。こちらもジムニー用とシエラ用をラインアップする。
 
タニグチのサスペンションキットもファンが多い人気のアイテム。ジムニー用は3タイプを発売中。エントリーユーザー向けの「20mm」アップタイプ、オールラウンダーな「40mm」アップタイプ、そして本格的なオフロード走行を許容する「60mm」アップタイプがあり、ジムニー シエラ用には「40mm/60mm」アップタイプも用意する。マフラーもHKSと共同開発をしたこだわりの一品で、長年ジムニー乗りに愛される理由がわかる性能と品質が備わる。
 
ここでは紹介しきれないパーツはまだ山ほど。そのいずれの製品も、ユーザーの期待に応えるべく入念に開発され、カスタムする楽しさが存分に盛り込まれたものばかりだ。
 

JIMNY
 
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JA11ジムニーの時代から本格オフローダーに人気だったスチール製バンパーを復刻。写真のデモカーに装着のオフロードフロントバンパーTypeⅠ(5万9400円)のほか、シンプルなルックスのオフロードフロントバンパーTypeⅡ(5万1700円)も用意。純正フォグランプの流用が可能なダブルフロントバンパー(7万7000円)もスチール製だ。装着にはステーの関係でスキッドプレートが必要となる。
 
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●オフロードフロントバンパーTypeⅡ(5万1700円)

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●ダブルフロントバンパー(7万7000円)

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●オフロードフロントバンパー装着時に露出するボディプレス部を隠すフロントエプロン(3万1900円)。1mm厚のスチール製だ

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●SOLVE ACE40〈ソルブエース40〉サスペンションキット(20万4930円)により40mmリフトアップされたボディ。引き締まった乗り味はオン/オフを問わず走れるオールマイティな特性だ
 
 
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堅牢なスチール製のリヤバンパーは、ダブルリアバンパー(6万6000円)のみを設定。バンパー裏側のカバーは純正を流用し、純正形状のテールランプも装着可能だ。HKSと共同開発したコンペマフラーR(8万5800円)は、オフロード走行を意識した高い位置にレイアウト。タニグチ製のバンパーにジャストフィットする。バックドアライセンスガーニッシュ(1万9800円から)のようなルックス系パーツからK&Nパワーエアクリーナーキット、ブローオフバルブFV(6万1600円)などの機能系パーツまで豊富にそろえる。
 
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バックドアライセンスガーニッシュ

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K&Nパワーエアクリーナーキット、ブローオフバルブFV
 


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●AT車をベースに、アウトドアを気軽に楽しめるようカスタムしたデモカー。本格的なルックスと爽やかな存在感を両立する
 
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●バックドアの開閉を任意の位置で止められるフリーストップドアオープナー(2万1780円)。実用系パーツも豊富にそろえる
 
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●純正エアクリーナーボックス対応のステンレス製インテークパイプを開発中。ほぼこのレイアウトで近く市販される予定だ
 

JIMNY SIERRA
 
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●デモカーはSOLVE ACE60サスペンションキット(20万9440円)の装着によって車高が60mmアップ。オフロード走行を意識したしなやかな乗り味だ
 
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●シエラ用FRPフロントバンパー(4万9500円)はオーバーフェンダーのラインときれいにつながる専用設計。純正フォグランプを流用装着可能
 
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●大径タイヤの装着を考慮し十分なデパーチャーアングルを確保するシエラ用FRPリアバンパー(4万4000円)。ナンバーの移設が必要だ
 
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●車検対応のシエラ用2段調整サイドステップ(4万2900円/ステンレス製)は、好みで2段階の高さに固定できる
 
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●写真のステンレス製リアけん引フック(1万5400円)をはじめ、タニグチ製のフックはすべて実用前提の高強度設計品だ
 

使い勝手のいい質実剛健な製品群
 
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タニグチ 取締役
谷口 武さん
 
「当社は性能と実用性を第一とした製品開発をしています。デザインにもこだわりますが、使えてナンボでしょ?」と、リヤバンパーに乗りしっかり(笑)強度をアピールする谷口さん。
 
 
〈文と写真=川島秀俊〉

■問い合わせ先
タニグチ
TEL:079-264-4455
https://www.ors-taniguchi.co.jp

ドライバーWeb編集部

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