2022/08/08 モータースポーツ

島下泰久がレンタルGRヤリスでジムカーナに参戦…なんと車両レンタル費用は1名・1大会につき4000円と破格の安さ!

参加料を入れても1万円〜!

■誰でも気軽にジムカーナに参戦可能

レンタルのGRヤリスでジムカーナに参戦できる! そんな情報を入手してアチコチと話をして、いよいよ7月最後の日曜日に、愛知県岡崎市のキョウセイドライバーズランドを訪れました。すでに日差しが暑くなりはじめていた朝7時半に到着すると、パドックにはすでにたくさんの競技車両が!


●1.6L直3ターボ×4WDのGRヤリスRZ“high performance”が4000円でレンタル可能

その一角に置かれていたのが今回の相棒となるGRヤリスRZ“high performance”。じつはこの車両はTOYOTA GAZOO Racingの協力のもと、愛好家にとって聖地のひとつであるここキョウセイを中心に競技イベントを主催しているチームゼストさんがレンタルマシンとして用意しているもので、ジムカーナ参戦経験のない人でも気軽に競技参加が可能になっています。

ジムカーナとは簡単に言えば、パイロンで設定されたコースをできるだけ速く走り切る競技。他の車両と直接競り合うのではなく、1台ずつ走行してそのタイムで順位を競うので、モータースポーツの中では比較的ハードルが低いと言っていいでしょう。車両のレンタル費用は1名・1大会につき4000円と破格の安さ。しかもヘルメットなどの用具も貸していただけるので、まさに身ひとつで来て、モータースポーツの扉を開くことができるというわけです。


●モータージャーナリスト島下泰久氏。さまざまなモータースポーツに参戦

今回は「2022キョウセイジムカーナシリーズ」のGR4クラスに、GRヤリスで参戦します。参加クラスは駆動方式や排気量などで細かく分かれていて、特にこのキョウセイジムカーナシリーズではGR2/GR4というGR車とトヨタ車、レクサス車だけのクラスが用意されているのです。

1日の流れとしては、受付の際に今日のコース図が渡され、それを観ながらコース内を歩いて確認(完熟歩行といいます)。その後、練習、本番1本目、本番2本目と実際にクルマを走らせて、最速タイムで参加クラスごとに競います。


●今回の舞台、愛知県岡崎市のキョウセイドライバーズランド

まずはコースを歩いてみますが、じつはコレが一番苦手で…。たくさん並んだパイロンの何本目を左から入って右回りで出た後、全開にしてその先の…というのを覚えるのが本当に難しいのです! 実際、コース図を見ながら歩いていても間違えてしまう次第でした。大丈夫か?

そして本番。私はゼッケン65番ということでかなり後の出走となりますが、私が乗る車両自体は、じつはこの日は3人でのシェアのかたちとなっていて、車両には3人分のゼッケンが貼られています。先に走る人たちのコースどりを見て、参考にしながら自分の順番を待っていると、1周につき約1分20〜30秒ほどのコースですので、意外や早く自分の番がやってきました。

ジムカーナの頂点には全日本選手権があり、その下には地方選手権が。今回出場したのはさらにその下に位置する競技で、語弊を恐れずに言えば草野球のようなものです。ですが、誰もが真剣。そして私自身もスタート前には胸が高鳴るのを感じました。この瞬間が堪らないんです。

ドライバーWeb編集部

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