2022/06/19 ニュース

「コペンは生産終了しません」宣言! 誕生20周年を記念した1000台限定車を公開

●各所に「20th ANNIVERSARY」のエンブレムが配される

■1000台限定車は9月発売予定

ダイハツは6月19日、発売からちょうど20年を迎えた軽スポーツカーのコペンに、ユーザーへの感謝を込めて「20周年記念特別仕様車(20thアニバーサリーエディション)」を設定。今年9月から発売すると発表し、その販売予定車を公開した。


●20thアニバーサリーエディション

コペンは2002年6月に初代が誕生。誰もが気軽に楽しめる本格的な軽オープンスポーツカーとして開発され、ユニークな外観デザインや電動開閉式のアクティブトップなどを備えた点が特徴だった。その車名は、コンセプトカーの段階では、軽オープンの「Kopen」だったが、発売に際してCoupeとOpenの両方のよさを併せ持つCompact Open carとして綴りを「Copen」に変えた。

2012年には惜しまれつつ一旦生産終了となるものの、2014年に2代目を発売。電動開閉式ルーフは継承しながら、新骨格構造のDフレームや内外装の着脱構造の「ドレスフォーメーション(ローブとセロにオプション)」を採用。ローブ、エクスプレイ、セロ、GRスポーツとラインアップを広げてきた。

近年スポーツカーは、厳しくなる各種法規に対応させず、そのまま生産終了を迎えるクルマが多い。今年3月にはホンダがS660の生産を取りやめ、さらに今年12月にはNSXの生産打ち切りを公表している。また、日産GT-Rも今夏いっぱいでの生産終了との噂が絶えない。こうした厳しい市場環境にありながらも、ダイハツは軽自動車の可能性と走る楽しさをユーザーに届けるべく、そのフラッグシップカーとしてコペンを作り続けるという決意表明をしたのもニュースである。

今回の特別仕様車は、1000台限定生産。6月20日から先行受注を開始する。20周年記念車として、丸目のヘッドライトが初代を想起させる「セロ」をベースに選択。1台1台を職人が手作りするコペンの上質さを際立たせる特別装備として、2代目に初めて本革製スポーツシートを採用。自然のなかで映えるアイボリーの内装色でコーディネートされている。シリアルナンバー入りのスカッフプレートは特別感をアピールし、所有感を満たすアイテムだ。特別仕様車は7速CVT車と5速MT車を設定する。



●20thアニバーサリーエディション

〈コペン20周年記念特別仕様車 特別装備〉

・専用MOMO製本革巻きステアリング(メッキオーナメントシルバー加飾/アイボリー加飾付き)※7速CVT車にはパドルシフトが付く。
・専用自発光式3眼メーター(シルバーリング付き/ブラック盤面/針赤)
・専用本革巻きシフトノブ ※7速CVT車はマニュアルモード付き。
・専用アイボリーインパネガーニッシュ(20周年エンブレム付き)
・専用本革製スポーツシート(アイボリー)
・BBS製鍛造16インチアルミホイール(コペン専用デザイン)
・専用バイアングルLEDヘッドライト(LEDヘッドランプクリアランスランプ/ブラックエクステンション加飾)
・専用エンブレム(フロントDマーク/リヤ20周年記念ロゴ・専用車名ロゴ)
・専用メッキアウターハンドル
・専用ドアトリム(合成皮革製インサート/アイボリー)
・専用スカッフプレート(運転席側シリアルナンバー入り) ※シリアルナンバーの指定は不可。
・専用補強(フロントブレース)
・メッキインナードアハンドル/メッキパーキングブレーキボタン/メッキエアコンレジスターノブ
・フロントスーパーLSD(5速MT車のみ)

また、20周年を記念して2代目としては初となるテレビCMの放映をスタート。キャッチコピーは『走り出せ。小さなクルマに、ロマンをのせて。』で、雨上がりの世界のなかで、ルーフをオープンにして颯爽と走り抜けるコペンを描いている。同時にスペシャルサイトも公開し、これまでのコペンの歩みと特別仕様車の情報を掲載する。

●コペン20周年記念スペシャルサイト
https://copen.jp/20th_anniversary


〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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