2022/06/17 新車

FLEXのリノカ最新&定番で楽しむ、自由気ままなアウトドアライフ

空前のアウトドアブームにより、キャンピングカーが売れている。室内の快適装備はもちろん必要だが、やっぱり見た目も大事。そんな人にオススメしたいのが、フレックスが手がけるリノカシリーズだ。

FLEX Renoca

新作「MOL」は丸目が特徴
 
寒かった冬がようやく終わり、サクラ前線が一気に北上するのとは裏腹にコロナ禍は収束せず、密を避けつつ「ドライブに行きたい」、「外遊びしたい」といった欲求は高まるばかり。そんな鬱憤を晴らすイベントが、2022年4月2~3日に東京・渋谷区の代々木公園で開催されたのが「アウトドアデイジャパン東京」だ。
 
2日間の来場者が3万人以上と大盛況のなか、入場ゲートのすぐ脇の一番目立つ場所にブースを構えていたのがフレックス。1月の東京アウトドアショーでお披露目された「MOL」と「ユーロボックス」、100系ランドクルーザーをベースに60系ランクルを彷彿させる外観にイメージチェンジした「106」のリノカ3モデルなどを展示した。
 
いずれも国内最大級の体験型・体感型アウトドアイベントにふさわしい顔ぶれで、「こんなオシャレで楽しく遊べそうなクルマでオートキャンプ場に行ってみたい」と思わせる。
 
印象的だったのが子供ウケのよさ。5歳ぐらいの男の子が丸目フェイスのかわいらしいMOLを見るや、「ママ、このクルマカッコいいね」と袖をつかんで展示車の見学をせがんでいる。純真無垢なチビッコも魅了するリノカのオーラは半端でない。
 
リノベーションカー、略してリノカは、新車または厳選した中古車をベースに自分好みのフェイス、カラー、内装にアレンジする=リノベーションを施すことでクルマを「長くつき合える相棒」に変身させるフレックス独自のカスタマイズのこと。
 
シリーズ9作目のMOL(モル)は、トヨタのタウンエースバンがベース。プロボックスやハイエースの標準ボディと同じ4ナンバーの小型商用車カテゴリーで、背高ボディの広い荷室に両側スライドドア、狭い道でもスイスイ入れる小回り性能(2WDの最小回転半径4.9m)など、ベッドキットを架装して、アウトドアギアを積み込むお手ごろサイズのアウトドアビークルにはうってつけ。
 
リノカの新規開発やコンバージョンを行う「フレックスラボ」の手によって、商用バンが丸目2灯のファニーフェイスに大変身。ちなみに、車名のMOLはペットのモルモットに由来している。老若男女が「モルちゃん」と名付けたくなるような愛らしさ、親しみやすさを秘めている。
 
丸目フェイスを引き立てるのが、アウトドアシーンで映えるアースカラーのボディペイント。商用バンの内装は鉄板むき出しの部分が多いが、ここもボディ同色でペイント。ドアトリムもシートカバーと同素材で張り替えるなど、細部まで抜かりない。
 
もう1台はハイエースのワイドミドル・10人乗りのワゴンGLをベースにしたコーストライン。角目4灯の王道クラシックスタイルだが、内装カスタムの一例として純正シートアレンジのまま、3列目と4列目の間に設営するベッドキット「zero WAGON-bed」を装着。標準仕様は黒レザータイプだが、撮影車はオプションでシートカバーも含めてデニム/レザー表皮で統一した。
 
MOLはソロキャンプや2人旅に適したコンパクト・リノカ。コーストラインはミニバンでは飽き足らないファミリーにオススメ。実用性だけでなく、“映え”も意識するならリノカシリーズは最適なモデルだ。
 

パーソナルでもファミリーでも!
所有欲まで満たすレトロカスタム
 
FLEX Renoca
Renoca MOL
 
丸目2灯の癒やし顔
 
ダイハツが開発、東南アジアで生産されるグランマックスのOEM版がトヨタ タウンエース。それをベースに、オリジナルのブラックバンパーや愛らしい丸目2灯で癒やし顔に大変身。撮影車のカラーは、日産ラシーンで人気の高かったシダーグリーンを採用。“色塗り好き”なフレックスのセンスが光り、商用車がベースなのに一気に愛車感が高まる。足元のホイールはスチール製(なんと5穴!)。タイヤにトーヨータイヤのオープンカントリーR/Tを履かせ、アウトドアスタイルに仕立てている。
 
FLEX Renoca
FLEX Renoca
FLEX Renoca


FLEX Renoca
FLEX Renoca
多様なニーズに応えるシートカバーを用意する予定。撮影車はスウェード調で、後席にも設定する。ベースはバンだから折り畳むのが簡単で、広大な荷室空間を生み出せる。ソロキャンプなら十分すぎ、2人で旅に出ても荷室容量は余裕たっぷり。走りは穏やかだから、ゆったり走らせよう。
 
 

FLEX Renoca
Renoca Coast Lines
 
商用車をレトロスタイルに
 
ベースとなったハイエース200系は真っ白いキャンバスのような箱型だから、そのカスタムにはセンスが必要。その点、コーストラインは4つの角ばったヘッドライトの構成や、グリル内に伝統の「TOYOTA」ロゴを配したフロントフェイスでレトロな雰囲気を醸し出す。
 
角目のほか、丸目ライトも選択可能。撮影車の足元はオプション装着。タイヤはグッドイヤー イーグルF1(ホワイトレター)、ホイールはDEAN(ディーン)のコロラドで、色はマーガレットホワイトというフレックス別注カラーだ。
 
FLEX Renoca
FLEX Renoca
FLEX Renoca 


FLEX Renoca
FLEX Renoca
撮影車は10人乗り・4ドアのロング・ミドルルーフ。3列目と4列目の隙間を埋めるベッドキットを装着するだけで、車中泊も可能なファミリーキャンプ仕様に生まれ変わる。シートカバーも豊富に用意され、撮影車は肌触りにも優れるデニム調を採用。一気に車内が華やかになり、居心地のいい空間を生み出せる。
 

FLEX Renoca
新アイテム開発中!
ホット&クールなドリンクホルダー
 
フレックスが開発中の、ハイエース系に向けた新アイテム。一見普通の後付けドリンクホルダーだが、じつはホルダー内が最大60℃、最低0℃に設定できる代物。左右別々に温度設定も可能なスグレモノだ。
 
 
〈文=湯目由明 写真=佐藤正巳〉

■問い合わせ先
フレックス
https://www.flexnet.co.jp/renoca/

ドライバーWeb編集部

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