すべてのカタチに理由がある、BAJA1000直系の絶対性能｜WORK CRAG GALVATRE｜

「泥道とかデザート（砂地）を走り続けていると、ブレーキの放熱でそれらが炭化してナットの穴に固着しちゃう。穴が奥まっているとレンチがかからないから、なるべくディスク面を手前に出してもらいました」
 
これは、メキシコのオフロードレースBAJA1000をワークとともに戦うオフロードレーサー、塙 郁夫選手が実戦で培った知見を生かした市販モデル「ティーグラビック」を開発したときのエピソードだ。
 
ティーグラビックを筆頭に本格派のオフローダーに認められるスペックを備えたワークの「クラッグ（CRAG）」ブランド。その3ピースモデルが「ガルバトレ」だ。かつてのRVブームの折、市場を席巻した同ブランドの主力アイテムがディスクとアウター／インナーリムで構成される3ピース構造だったことから「CRAGブランドの衝撃的な凱旋」という意味を名前に含ませた。
 
無骨なオフロードタイヤとの組み合わせで映える4×4カスタムホイールの王道、ディッシュデザインを基調とし、ディスク外周のＤウインドウ、3ピース構造の証であるピアスボルトがアクセントになり、モノブロック（1ピース構造）が幅を利かすなかで鮮烈なイメージを与える。
 
デリカD:5向けは16インチで、オーバーフェンダーに対応するサイズを設定。ディスクやリム、ピアスボルトなど1000通り以上の組み合わせが可能なカスタムオーダープランも選べるのは、組み立て式ホイールに長けたワークならでは。
 
リフトアップ量やフェンダーの出幅に合わせてミリ単位でセッティングを突き詰める……3ピースホイールで奥深きカスタムの世界が広がる。

---

カットクリア（MSP）

CRAG GALVATRE
クラッグ・ガルバトレ

［サイズと価格］
16×7.0J：6万1600円・7万2600円
16×7.5J：6万2700円・7万3700円
16×8.0J：6万3800円・7万4800円
16×8.5J：6万4900円・7万5900円
16×9.0J：6万6000円・7万7000円
 
1990年代半ばに熱を帯びたRVブーム。クラッグはパジェロやハイラックスサーフなど6穴の車種をターゲットにした3ピースのオフロードホイールとしてアフター市場を席巻。リフトアップやオーバーフェンダーといった上級カスタムに組み立て式ホイールは欠かせない存在。4×4ホイールの「王者」が装いも新たにワークのノウハウを注ぎ込み、ガルバトレとして凱旋。
 

ブラックシャンファーマシニング（BC）

---

アッシュドチタンカットリム（AHGRC）

CRAG T-GRABIC
クラッグ・ティーグラビック
 
［サイズと価格］
16×7.0J インセット38：4万6200円

ハイスピードのビッグジャンプから着地しても壊れないタフネスさに加え、砂や泥がナットホールに詰まりにくく、ホイール交換時に持ちやすいスポーク形状など、オフロードマイスター・塙 郁夫選手のリクエストを盛り込んだ1ピース構造ホイール。ギアの重なり合いを表現したダブルギアスポークと、ビードロックリング風のリムフランジが立体感と唯一無二の存在感を生み出した。

 
マットカーボンカットリム（MGMRC）
 

〈文＝湯目由明〉

---

■問い合わせ先
ワーク
TEL：048-688-7555（東日本コールセンター）
TEL：06-6746-2859（西日本コールセンター）
TEL：052-777-4512（中日本コールセンター）
https://www.work-wheels.co.jp