2022/03/20 モータースポーツ

【新城ラリー2022】最上位クラス初参戦のコバライネンが、全ステージウインの完全勝利を飾る!【JRC 2022開幕!】

●5つのSSすべてでステージベストを奪った、コバライネン/北川組のシュコダ ファビア Rally2が新城を制す

2022年全日本ラリー選手権(JRC)の開幕戦、新城ラリーが愛知県新城市周辺で開催された。

新城ラリー2022
●たった5本のSSで2位と約55秒差をつけてしまった、コバライネン&ファビアRally2。今季は誰がこの快進撃を止められるのだろう?

全6SSとコンパクトなラリーとなった今年の新城ラリー。LEG1から脅威の速さを見せたのが、今年からシュコダ ファビア Rally2でJN1クラスに参戦する、ヘイキ・コバライネン/北川紗衣組。今年は逆走で使用した名物ステージの雁峰(がんぽう)は、狭く曲がりくねった下りとなり難易度が上がっているにも関わらず、高速ステージの鬼久保(おにくぼ)を含めた3つのステージすべてでベストタイムを記録。2位の福永/齊田組のファビアに23.1秒差をつけて、LEG1を折り返した。

新城ラリー2022
●2021年からファビアを導入し王座争いを盛り上げた福永修。今季も開幕戦2位と幸先のいいスタートだ

翌日のLEG2で1本目のSS4がキャンセルされたため、実質5本のステージで争われる結果となった新城ラリー。コバライネン/北川組は5本全てのステージでベストタイムを記録し、初参戦のJN1クラスで初優勝を飾る。続く2位には同じくファビアの福永/齊田組。3位には前年王者トヨタ GRヤリスの勝田/木村組が入った。

新城ラリー2022
●2021年のチャンピオン勝田範彦にとっては地元愛知の得意なラリー。だったはずだが、今年はファビアに歯が立たなかった

今年から性能調整が導入されるJN1クラス。ファビアとヤリスのトップ争いに今後どう影響するかが気になるところだ。

新城ラリー2022
●このまま、コバライネンの快進撃が続くのか? どうなるJRC?


<文と写真=山本佳吾>


ドライバーWeb編集部・青山

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