2022/01/07 新車

【新型シトロエンC4試乗】エンジン車もBEVも独自のサスペンションでしっとり快適な乗り心地!

●2022年1月7日、シトロエンの新型C4が登場。シトロエンらしい唯一無二のデザインと、乗り心地のよさが魅力のコンパクトクロスオーバーだ




■ICE車とBEVが選べるコンパクトクロスオーバー


2022年1月7日、ついに新型シトロエンC4が日本上陸を果たした。20年6月の本国発表から約1年半、同年12月のデリバリー開始から約1年と、コロナ禍もあって少々時間がかかったが、半導体不足で世界的に自動車生産が滞るなか、まずは日本導入発表を喜びたい。

C4

グループPSAジャパンの資料には「Cセグメント・ハッチバック」とあるが、新型C4/E-C4は「ギリギリCセグメント未満のクロスオーバービークル」といったモデルだ。PSAのコンパクトカー用プラットフォームである「CMA(コモン・モジュラー・プラットフォーム)」を採用し、メカニズム的にはDS3 クロスバックやプジョー 2008/e-2008に近い。ICE(エンジン)搭載モデルのほかに、PHEVではなくBEV(電気自動車)が用意される点もDS3や2008と共通である。

もっとも特徴的なのは、そのプロポーションだ。全長4375mm、全幅1800mm、全高1530mmというC4は、DS3や2008より全長と全幅は明確に大きいが、全高は20mm低い。2665mmのホイールベースも2008より55mmも長く、CMAを採用するモデルで最長だ。

このように前後に長い独特なプロポーションに、往年のC4ハッチバックを思い起こさせるアーチ状のルーフを持つハッチバックボディを与え、若干車高を持ち上げたシルエットは、とても個性的だ。左右にV字に開いたヘッドライトとリヤコンビネーションランプも独特で、つねに独自のデザインセンスでインパクトを放ち続ける“シトロエンの最新モデル”であることが一見して判る。

C4

じつは今回の日本導入に先駆けて、グループPSAジャパンがサンプルとして導入した、新型C4 シャイン Blue HDiと新型E-C4 エレクトリックに試乗することができた。右ハンドルではあるもののシート表皮や一部装備内容に、今回導入された日本仕様と違いがあるので、完全な日本仕様ではないことをご了承いただきたい。だが、パワートレーンやシャシーセッティングなどは同じなので、おもに走りや快適性の部分を紹介したい。


ドライバーWeb編集部・青山

RELATED

RANKING